Canon PowerShot S100 Hoian Vietnam copyright:shutaro
旅行中、僕はいつもモノクロフィルムの400TXを装填した一眼レフを提げながら過ごしているので、デジカメは小学4年生の息子に持たせていた。S100は、言うまでもなくAFで手振れ補正装置も付いている。それなのに、手振れ、ピンボケの写真がとても多い。おまけに、ベタベタの手でレンズを触ったりするものだから、画像はますます鮮明さを失う。それでも、ごく稀に、いくつかの偶然が重なってそれなりの写真も撮れていることがある。
テーブルに映りこむ南国特有の葉が美しい。僕ならパンに止まっているハエを手で追い払ってから撮っていただろう。
でも、多分、彼はそんなことは何も考えていない。ただ甘いパンがおいしかったから撮った、それだけなのだ。
右上には、フォーを食べる僕の右肘が写りこんでいる。
私も未だに「手ごたえ」のなかった写真の方が、良い事が多いです。
それではいけない、とは思っているのですが。
しかし、お父さんに誉められる事は、絶対的に重要な事だと思います。
近所に米軍基地があるのですが、彼らちびっこ達は誉めると素直に喜びます。
日本の子供はふてくされるのが多い。どうしたものか?と思っています。
ベトナムで撮影したフィルムは、まだ現像していないのですが、撮影時に「手応え」を感じたカットが1、2枚はあります。でも現像後に、ぶれていたり、露出がイマイチだったりすることもあるので、それほど期待は出来ない状況です。
日本の子供は、褒められても素直に喜びを表現できないのは、減点主義で教育されているので、褒められることに慣れていないのかもしれません。
うちの小4男子にも最近デジカメを休みの日に渡したりしますが、こんな落ち着いた写真はないですよ。Oeさんが腰を据えてカメラを構えている姿を見て学んでいたりするのでしょうか。うちのは親に似てガチャガチャな撮り方です‥‥。
実は、これはかなり偶然ですね。あとは、ひどいものです。ただ、身長がやはり年齢なりの低さなので、視点が大人とは違うのがおもしろいと思うことはあります。