写真を展示するということ

| コメント(0) | トラックバック(0)

20200904.jpg

 「photo gallery pieni onnni」(ピエニオンニ)さんのサイトのスクリーンショットより



 しばらくぶりの更新です。暗室情報や古いカメラの情報を探す目的で、今でも当ブログを訪問する方がいらっしゃいますが、月日の経過と共に銀塩関連のコンテンツの需要低迷感は否めず、僕自身も、感材や薬剤の入手環境の悪化と、新たな撮影対象を見出すことができず、他の趣味に傾倒しているうちに写真活動から遠ざかっていました。

 そんな折、名鉄岐阜駅の近くに写真専門ギャラリーがオープンし、公募展の作品を募集しているという新聞記事を見ました。サイズは、六つ切りから四つ切くらいまでと、僕の作品の最終保存形態のバライタ四つ切と同じサイズです。市の教育委員会主催の美術展だと、どうしても全紙サイズになり、最終保存形態のバライタ四つ切を参考にして全紙に引き延ばすのですが、なかなかイメージ通りにプリントすることは出来ません。そういったこともあり、全紙プリントは市美術展終了後は、廃棄しておりました。つまり愛着が湧かなかったのです。しかし、今回は作品そのままを展示してもらえることもあり、写真活動に対する自分のモチベーション変化にも期待して申し込んでみました。

 今回の企画展の展示期間のうち、後半の2週間、僕の作品を展示してもらったのですが、前半の展示作品を見るためにも何度かお邪魔しました。一度目はやっぱり緊張しますね。コロナ対策は、しっかりしてくださっています。ギャラリーは通りに面した地上1階にあり、白基調で明るい感じ。広さは、ちょうどいいと思いました。
 僕は、大阪へ立ち寄った時は、南船場周辺の写真ギャラリーを一巡することが多いのですが、その度に岐阜にも写真ギャラリーがあればいいのにと思っておりました。大都市のギャラリーというのは、「通りに面した地上一階」「ちょうどいい広さ」というのは、立地的に実現困難なのかもしれません。まさに、岐阜という地方都市ならではの、居心地が良さを感じる 「photo gallery pieni onnni」さんです。地方都市とは言っても、岐阜市の中心部にあり、JRと名鉄の駅にも近いので、アクセスは良いです。
 オーナーさんは、写真家の沢田ひろみさん。いつも忙しそうにしていらっしゃいますが、お手隙の折には、こちらのお話にもお付き合いしてくださいます。

 僕の場合、作品は完成したらアルバムに綴じて終わり。というのがここ数年の写真活動でした。それは最早、活動等とは言えず、モチベーションを保つには相当の精神力が必要になります。展示が終わってどうだったかと言うと、良い方向に向いてきたと思います。アルバムに綴じてある状態の作品よりも、額装できれいなギャラリーの壁に展示してある我が作品を見ると、作品自体が「正装でよそゆきの顔」をしているように感じました。今回、参加された皆さんも、そう思われたのではないでしょうか。そして何よりも、ギャラリーを立ち去るときには毎回、楽しい気持ちになれます。今月の企画展にも参加させてもらう予定です。

 壊れたままになっていたケーブルレリーズを注文しました。来月にはドイツから届く予定です。フィルムと印画紙も注文しました。これはアメリカから届く予定です。停滞していた写真への意欲が動き始めて来ました。
(今回から文体が変わります。というか、サイト開設時の文体に戻ります。次回の更新も未定💦)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://o-e.main.jp/mt/mt-tb.cgi/474

コメントする

管理人について

このブログ記事について

このページは、うたろうが2020年9月 4日 22:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「長良川」です。

次のブログ記事は「個展準備進行中」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

アーカイブ

Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。
  • 累計
  • 今日
  • 昨日