プリントの最近のブログ記事

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 先月、琵琶湖で撮影したシートフィルム(4×5)をケントメアのRC印画紙(8×10)にプリントしてみた。いつものごとく焼きこみや覆い焼き、グレードを変更したりして、試行錯誤して10枚ほどプリントして完成らしきものにたどり着いた。印画紙を切断した小片で何度も試し焼きや段階露光をして、適正な露光時間とグレードを選定するのだが、最終的には全体のバランスが物を言うので、8×10でプリントする必要がある。次回はバライタで仕上げてみよう。

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 印画紙の中では新商品であるオリエンタル イーグル VCRP-R を試しに買ってみた。RC印画紙はケントメアの次は何を使おうか迷っていた。フジでも良かったのだが、使ったことがないイーグルのRCを試してみることにした。価格はフジと同じだ。フジはベースが薄いのに対してイーグルは普通程度の厚さだ。おまけに意外なことにこの印画紙は多硫化調色との相性もばっちりだった。既に生産中止になってしまったが、オリエンタルのVC-RP2は多硫化調色にはまったくと言っていいほど反応しなかった。もしかしたら、イーグルのバライタも多硫化調色との相性がいいのかもしれない。これは試してみないと分からないけど。

 この画像は、全体を00号で4秒、5号で3秒、その後、空のみを2号で4秒間焼きこみしたプリントである。これではイマイチなので、ここからどうするかを考えないといけないわけだ。手前の人物は、かろうじてシャドーディテールは再現されているので、このままでいい。背景のビル群はもう少し薄くした方がいい。絵画で言うところの空気遠近法的な表現だ。露光を少なくしてビル群を薄くするか、ブリーチで薄くするかは考えどころなんだけど、組み合わせた方がいいような気がする。空ももっと白い方がいいだろう。ビル群よりも少し薄いくらいでいいのだ。今度はバライタでプリントしてみよう。


 

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 まだ乾燥中だけど。。

EOSキス3 タムロン28-75 プレスト400(EI200) シュテックラー氏2浴式現像液
LPLV7454 ELニッコール63mm ケントメア ファインプリントVC Warmtone パピトール 多硫化セレン調色


 梅も咲いてすっかり春めいてきた。タイヤをスタッドレスタイヤから夏タイヤに交換した。その後、少し時間が出来たので、以前から少し気になっていた2年くらい前に撮影したネガからプリントしてみた。しかし、気になっているわりにはどれだけ放置しているんだか(^_^;)

 この写真、2年前の夏に長良川沿いの集落を散歩していた時に撮影したものだ。撮影機材やフィルムを見て分かるとおり、カメラを手持ちで撮影しながら散歩するお気楽スタイルで撮影したものだ。状況さえ許せば、アオリが使えるカメラとISO100クラスのブローニーを使いたい撮影条件だ。しかし、人様の家の前でじっくり撮影している場合ではないのも確かである。6×9のフォールディングカメラをこの時に持っていたら良かったのだろうけどね。あいにく所有さえしていないけど。

 プリントはちょこっとだけ苦労した。窓枠が白いので、飛ばないようにフィルターのグレードを選び(でもちょこっと飛んでしまったけど)、左側のドアは焼きこみをし、右側の部屋の中は覆い焼きして潰れないようにした。これから暗室するには液温調整が楽でいい季節だね。
 夕方、勤務を終えて一目散に帰宅して暗室へ入った。ウィークデイに暗室作業をするなんて、かなり久しぶり。ミントール現像液のネガが気になって仕方がない(笑)
 薬液を湯銭にして液温調整をすいる間、電気ヒーターの電源を入れ、祖母が入れてくれたコーヒーを飲みながら着替える。昨日、乾燥するために吊るしておいたネガをカットし、ネガシートに納めてからバットを並べて、引き伸ばし機にレンズをセットして、ネガキャリアにネガをセットする。そうしている間に、現像液、定着液が適温になるので、バットに注ぎ込む。

 ネガキャリアにネガをセットする時に気が付いたのだが、乳剤部分が通常の現像液で現像したネガと比べると、白っぽい。これが、染色の効果なのだろうか?昨日のエントリーのコメントで、

「ネガの色は同じです。」

と、書いてしまったけど、やっぱり少しだけ違います(笑)
この白い色って、ほんとうにメントールの染色なの???


さてさて、


今回のネガは、エッジ効果強めの処方で現像したネガ。


メトール       0.1g
アスコルビン酸   0.4g
炭酸ソーダ(1水塩) 10g
ミンティア      10粒
総量を1Lとする。

アクロス(EI50)   20度15分 

最初の30秒連続攪拌。1分につき4回の攪拌。


 昨日の段階では、気が付かなかったけど、いろいろなカットを12枚ほどキャビネでプリントしてみたが、やはりこの処方はブローニーでは、エッジ効果が強過ぎる。こんな画像は、初めて経験した。被写体にもよるのだが、例えば、細かい四角形が並ぶ屋根の部分では、エッジ効果が強すぎて眼が痛くなりそうだ。電線なんて、線にならずに、折れ線みたいにカクカクしてしまっている。現像のエッジ効果って、ここまで出来るのかと、大きな発見であった。しかし、これは、ブローニーでは使えないな。4×5ならいけるかな。

 階調描写については、申し分ないような気がする。プリントは2号のみのストレートで行ったが、感度は出ているのに白とびもしない。雪のトーンもちゃんと出ている。

 次のテストは、4×5でしてみよう。

元旦

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 明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。



 午後から時間が出来たので、暗室でプリントをしてみた。ネガ現像をしたまま、いつかバライタでプリントしようと思いつつ放置していた明治村オフ会で撮影した写真と、近所の橋のネガからプリントしてみた。両方とも、9.5×12インチの小四つ切なので、僕のフラットヘッドスキャナでは、印画紙のサイズが大き過ぎてスキャン出来ないので、後日、スキャン用のプリントも作らないといけないな。

 この明治村の窓の写真は、通常の水洗と調色後の水洗の2回の水洗で済んだからいいのだけど、橋の写真はブリーチしたので、3回の水洗が必要となり、暗室作業の大半の時間を水洗に費やすことになった。風呂場でシャワーを使用した水洗なので、放置しておけばいいから、手間はそれほどかからないのだけど。でも、このシャワー水洗は、水洗中にトイレに入ったり、キッチンで洗い物をしたりすると、水圧が下がってシャワーの水量が落ちるので要注意だ。水道メーターの口径の契約を太いものにすると解決するのかもしれないが、そこまですると水道の基本料金が高くなるので、これで我慢することにする。

 しかし、3時間かかって2枚仕上げたのみ。この写真を作るためのワークプリントは、前回のセッションで行っているし、これから乾燥とフラットニングも必要なので、いったい、1枚仕上げるのに、時間をどれだけ費やしているのか。。

 バライタ印画紙で、ブリーチと調色の処理を施すと、とてつもなく時間がかかる作業になる。


 そんなわけで、今年もこんな調子でやっていくので、よろしくお願いします。

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 ネガ現像もプリントも、エクセルでデータシートを作成し、これがあれば迷うことがないようにしている。暗室作業でうまくいかないことがあったり、次回試してみたいことがあった場合は、このシートを更新するのだ。

 ケントメアのPAN400について、現像時間を決定しかねている。4分30秒か5分か、その間で揺れ動いているのだ。

 シートフィルムの前浴と攪拌方法についても、考え方が一定しない。前浴なしでしばらくやっていたら、少し前までは大丈夫だったのにムラが発生するようになってしまった。そんなわけで、以前そうしていたように、前浴をすることにする。攪拌も、ハンガーの上下運動だけではなく、タンク内で横にも動かすように、元の方法に戻すことにする。

 エクスチェンジの写真、押さえの一枚は何とかプリントすることが出来た。それを上回るものが撮れるようにもう少し努力してみよう。

 

 作品を作っていく段階で、スナップは撮影の比重が高く暗室ではあまりいじることがないのに対して、風景は撮影よりも暗室段階での比重が高く、絵を作り込んでいくような感じだ。数年前はスナップがとても好きだったけど、今は後者の方が性に合っているような気がする。自分でも理由は分からないけど、気持ちの変化があったのだろう。

 

 

 

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 先週、定着液を床にこぼしてしまったせいで暗室作業を中止せざるを得なかったが、暗室内を整理整頓してリニューアルオープンすることが出来た。

 そんなわけで、気を取り直して大全紙へのプリントを行った。大全紙なんて、一年に一回くらいしか引き伸ばし作業しないのだが、何もかも大きいので大変だ。おまけに、印画紙が5年くらい前のものなので、ちゃんとしたものなんて出来るはずがない。 次回、大伸ばしするときは、ちゃんとケントメアの印画紙を買ってやることにしようと思っている。

 多分、伸ばしていて気持ちがいいのは大四つ切くらいまでが、限界だと僕は思う。それ以上大きいと、手にとって気軽に見て楽しむことは出来ないし、保存にも困る。それに、印画紙の面積が大きいと、印画紙に傷が付いたりするリスクが増すし、あまり良い事はない。それに何よりも、伸ばせば伸ばすほど画質が落ちるのは致命的だ。(当然だが)

 

 大全紙でプリントしようと思い、普段はめったに使わない大全紙用のバットを3枚並べ、現像液、停止液(と言ってもただの水)、定着液を注いだ。まあ、そこまではいいのだが、バットを持ったときにバランスを崩して、定着液を2リットルほど、床にぶちまけてしまった。かなり久しぶりにやってしまったわけである。

 そうなるともう、プリントどころではない。暗室の家具を全て運び出し、床や定着液が付着した家具を拭いた。家具を運び出すのに、一番苦労したのは言うまでもなく、引き伸ばし機だ。国産最大の大きさと重量なので、一人移動させるのはかなり大変だ。運んでいる時に、変圧器と露光タイマーを落下させてしまった。壊れたかと思ったが、確認してみたら、ちゃんと機能した。一安心である。

 せっかくなので、暗室の大掃除を5年ぶりくらいに行った。暗室を元に戻すのに4時間ほどかかってしまった。現像液と定着液、勿体なかったな。

 

 バライタをプリントするのは、かなり辛い。何が辛いかっていうと、水洗に手間がかかる事である。最近は、長期保存目的で必ずと言っていいほど調色するので、水洗は2回しなくてはならない。ブリーチをすると3回も水洗することになる。

 僕は印画紙水洗器を持っていないので、バットに水を溜め、手でゆらゆらと攪拌して、全置換するという手法で水洗していた。これを3回、つまり30分もするのはあまりにも辛い。

 そこで考えた。バライタでプリントする時、定着液は出来るだけ新鮮なものを使用する。そうすることで水洗効率を上げるのだ。言い換えると、水洗が容易に出来るようになる。そして、バットに印画紙を沈めて手で攪拌する方法はやめる。その代わりに、バットに印画紙を置き、ある程度の高さからシャワーの水を落とすのだ。バットに水が溜まると、印画紙は浮き上がる。浮き上がった印画紙の上をシャワーの水が流れるので、滞留することなく水洗が可能である。これなら、放置しておいても良い。とは言いつつ、心配なので5分経過後に全置換する。

 この方法でうまくいくかどうか検証してみた。定着後、1分の仮水洗後、水洗促進浴5分、その後、前述した方法で10分間水洗する。もし、ちゃんと水洗出来ていないのであれば、調色時にステインが発生するはずである。
 結果は、大丈夫であった。問題なく調色出来ていた。水洗がちゃんと出来ているということだ。

 僕の住んでいる地域の水道料金は1000リットルで90円である。これは、口径13ミリの水道契約の場合、蛇口を全開にして1時間水を出しっぱなしにした状態である。10分の水洗時間だと、ほぼ15円の水道料金ということになるが、実際には蛇口を全開にはしないので、10円以下ということになり、ケチるほどの水道料金ではない。頻繁にバライタを使うわけでもないので、環境的にも問題はないと思われる。

 今後はこの方法で楽をしよう。

乾燥中

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 エクスチェンジのプリント、完成しつつあります。何とか間に合いそうです。今回は、タチハラにロールフィルムホルダーを装着して、6×9で撮影しました。

 僕は、過去のエクスチェンジは、全て参加してますが、全てRCでした。今回初めてバライタです。貴重なフォルテのバライタが5枚だけ残っていて、貴重故に、なかなか使えなかったけど、今回使ってしまいました。5枚のうち1枚は試し焼き、3枚は送付、1枚は自分用。計画通りにプリント出来ました。もちろん、RCで、たくさんワークプリントを作った後の事です。

 

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