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20190927a.JPG
リンホフマスターテヒニカ2000 ニッコールW210mm 
アリスタEDU200(4×5)(EI100) シュテックラー氏二浴式現像液
オリエンタルイーグルFB 多硫化セレニウム調色


 三月に撮影したネガを今頃になって現像して、プリントしてみた。この「アリスタエデュケーションウルトラ200」というチェコ製のフィルム、とてもいい。100と400もあって、400は使ってみたけど、どうも僕の好みには合わない。200だけがT粒子フィルムということらしいが、しばらくは135も120もフィルムはこれ一択でいいかなって思い始めている。価格的にも現実的な値段である。フォマパン200のOEMと言われているけど、多分、そうなんだろうね。
 ただ4×5に関してはアクロスが使いやすかったなあ。2分までは相反則不軌特性の影響がないもの。そろそろアクロス2というフィルムが発売されるらしいけど、4×5はないだろうし、価格も気になるところだ。


20190927b.jpg



2017水郷の習作1

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EOS7 EF24mm F2.8 YA2 HP5+(EI200) D76(1:1) Kentmere  vc-select 多硫化セレニウム調色



 久しぶりに暗室作業をした。スキャナーは、キヤノンのLIDE90という古い製品を使っているけど、久しぶりに取り出して使ってみると、キヤノンはこの機種のwindows10用ドライバは提供していないようだ。スキャナーは問題ないのに、ドライバーがないばかりに買い替えるのは、あまりにも悔しいので、調べてみたら、「Windows スキャン」という無料のアプリがマイクロソフトで用意されていた。これはありがたい。


 広角レンズは、一枚の絵の中に、凝縮されて記録されるせいかシャープな描写になるような気がする。

桟橋跡

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タチハラフィルスタンド45Ⅱ シュナイダー スーパーアンギュロン75mm 
 アクロス(4×5・EI50) シュテックラー氏二浴式現像液 LPLV7454 ケントメアファインプリントVC D72


湖岸

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タチハラフィルスタンド45Ⅱ CMフジノン105mm アクロス(4×5・EI50)
 シュテックラー氏二浴式現像液 LPLV7454 ケントメアファインプリントVC D72


 複数のグレードを使用したり覆い焼き、焼きこみで絵を作りこんでいくのは、スナップよりも風景の方がより手間がかかる傾向にある。この写真も例外ではなく5回ほど露光しなくてはならなかった。僕の場合、いつもそうなのだが、確固たる完成イメージが存在してそれに向かって作りこんでいくわけではなく、ワークプリントを何枚も焼いて、手直しを繰り返す。直すべきところがなくなった時点で完成を向かえるという手法だ。

 完成形がイメージ出来ていなければ、撮影時のフィルムへの正確な露光は出来ないというわけではない。撮影時には、輝度差を計測し、それをフィルムの記録再現幅に収める作業だけに専念する。あとは、暗室でネガに記録された情報を引き出せばいい。最適な状態で引き出すために、グレード調整や覆い焼き、焼きこみ、ブリーチを施すわけである。

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ライカM6TTL Mズミクロン35mm.ASP 400TX(EI200) シュテックラー氏二浴式現像液
LPLV7454(No00,No5) ケントメアFineprintVC D-72 多硫化セレン調色


 大阪の天満橋を散歩中に撮影したもの。岐阜のような地方に住んでいると都市風景というのは新鮮に感じられる。この印画紙はケントメアのバライタでテクスチャーはマットなんだけど、次に買うならバライタは光沢がいいと思っている。
 それにしても、WEBでは驚くほど実際のプリントの"感じ"が伝わらないなあと実感する。モニターで表現される色合いも違うし。だいたいこんな感じ。っていうくらいかな。



白い自動車

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ローライコード4 クセナー75mm TMX(EI50) MC現像液 

LPLV7454 ケントメアファインプリントVC パピトール 赤血塩ブリーチ 多硫化セレン調色

 

 昨年の夏ごろ、岐阜市の長良川沿いの街を散歩しつつ撮影した一枚。手間隙かけてプリントするに値する写真かどうかを見極めるのに時間が必要な場合とそうでない場合がある。この構図、僕には珍しいものだな。

 

 ロモグラフィーに注文中のベルエアのガラスレンズだけど、2月中に到着する予定だったのに3月になるという内容のメールが送られてきた。期待してたのに残念だ。

自転車

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ローライコード4 クセナー75mm TMX(EI50) MC現像液

LPLV7454 ケントメアファインプリントVC パピトール 赤血塩ブリーチ 多硫化セレン調色

 


 11月にウイリー・ロニス展を見に行くときに、鴨川を散歩した時の一枚。ストレートプリントでは、諧調分離が得られず、赤血塩を使って、自転車や紅葉の一部を漂白した。


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タチハラフィルスタンド45Ⅱ スーパーアンギュロン75mm アクロス(4×5・EI50)
 MC現像液 LPLV7454 ケントメアファインプリントVC パピトール 多硫化セレン調色

 

 広角レンズを活躍させる場面にはなかなか出会わない。広大な風景や物体を写し込みたい時や遠近感を強調したい時に活躍するレンズだと思うけど、なかなかそういった被写体にはめぐり合わないのだ。

 

 絵画で空気遠近法という技法がある。近くのものははっきりと、遠くのものは白っぽく描くことで、遠近感を表現するものだが、これは写真にも応用が出来ると思う。そもそも普通に撮影すれば、写真の場合は空気遠近法的に写るのだが、近い部分を焼き込むようにしてやれば、遠近感が強調されるのだ。広角レンズの強い遠近感をより強調する事が出来るので、場合によっては有効な手法だと思う。

  

防具

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タチハラフィルスタンド45Ⅱ フジノンW105mm F45 4分 TMX(120・EI50) ミントール現像液
LPLV7454(No00,No5) ケントメアFineprintVC Warmtone パピトール 多硫化セレン調色


 障子が格子状の形は、とても美しいと思う。それを、真っ直ぐに直交しているように撮ろうと思うと、アオリが使えるカメラが必要になる。35mmも6×9もアスペクト比は、同じ2:3だけど、表現できるものがまったく違う。35mmは、全体像を鑑賞するものであって、眼を皿のようにして細部まで鑑賞すべきフォーマットではないと思う。なので、それに即した写真を撮ればそれでいい。35mmの機動力でしか撮れない写真もあるのだから。
 
 中判くらいになってくると、畳の網目が一本一本判別出来るくらいの解像度がある。美が細部に宿っている。TMXとミントール現像液の組み合わせはなかなかいい気がする。TMXは、それに合う好みの現像液になかなか出会えないでいたので、今まで使う機会がなかったけど、これからは使う機会が増えそうだ。





新緑の湖畔2

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ニューマミヤ6 G50mm アクロス(EI50) ミントール現像液 ケントメア FineprintVC Warmtone 
赤血塩ブリーチ  多硫化セレン調色  撮影地:長浜市


 やっぱり、冴えたハイライトがないと、心の奥まで突き抜けるような光景にならないので、赤血塩でハイライトを意図的に作り出してみた。解像力の高い写真は、細かい部分までよく見える。浜辺に落ちているゴミまで見えてしまうのは、良し悪しだね。


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