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 梅の季節も終わって、もうしばらくで桜が咲き始める頃になると液温調整がしやすくなり、暗室作業をしようかという気分になる。ブログを更新する機会はめっきり減ったけど、写真はボチボチやっている。フィルムが高くなったし、ゆっくりしたペースで楽しむのが僕には合っているのかもしれない。
 今日は昨年の夏に北京で撮影したネガからバライタでプリントした。いつか、大伸ばしすることがあると思うので、データをここにメモしておくことにする。

 レンズ 63mm F5.6

第一露光 全体を No.00で、 No.5  で5秒
第二露光 帽子より上を No.00で3秒 
第三露光 帽子より上、瓢箪より下を No.00で3秒
第四露光 左下を No.00で4秒 ←3秒でもいいかも
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 2016年のこのブログの更新は1月と12月。いかに活動が停滞しているかが露呈してしまっている。それでも、暗室は今年は4回くらいはやったかな。
夏に北京へ行って、35mmを7本撮影したいいんだけど、フィルムの切れ端が、パトローネ室のシャッター幕に挟まっていたようで、画面左4分の1に黒い影が写り込んでいる。かなり致命的である。こんなことは今まで経験したことがなかったので、フィルム装填の度に確認することはしなかった。
 そんなわけで、左側をトリミングした状態で絵作りしなくてはならない。しかし、トリイングして構図的に成立しているということは、撮影時の構図が完璧ではなかったとも言える。

 夏の終わりに、市の美術展に出品するために、数年ぶりに全紙でプリントした。印画紙の価格が高いので、かなりびびってしまう。LPLのサイトを見るとまだ暗室用品が商品ラインにあるので、安心した。

 久しぶりに引き伸ばし機を操作したらピント調整が固くなっている気がする。まあ、LPLが健在なら、まだメンテナンスは大丈夫だろう。まだ当分はこの趣味も楽しめそうだ。

 

風強し。

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 夕方、琵琶湖へ出かけた。曇りの日が続いたが、翌日からは晴れの予定。天気が開放に向かう時は、雲がドラマチックな模様になる。しかも、時々刻々とその表情が変化するので、見ていて飽きない。飽きないのだが、この日は風が強く、長居できる状態じゃなかった。

 長く続けてきたブログだが、こんなことを、いちいち書いていて何の意味があるのかと思わないでもない。デジカメの普及によって写真を趣味とする人口は増えていると思うが、「この種」の写真愛好家は壊滅状態じゃないのかな。

 フィルムが高くなったことがあり、撮影に出かけてもシャッターを切る回数は少なくなった。デジカメだったら、気にせずにもっと撮るんだろうと思う。でも、その「もっと」というのは、必要じゃないのに撮っているものが多数含まれる。なので、必要なものを必要なだけ撮っている今の状態は、ある意味効率が良いとも言える。35mmフィルムの100ftが、2500円前後で買えた時代では、必要ではない写真を、撮ること自体を目的としてフィルムを消費していた。そういう部分はデジカメに任しておけばいい。ある意味、いい時代になったのかな。
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 青春18切符を利用して、浜名湖へ出かけた。撮影しようと思い、ニューマミヤ6を持って行ったのだが、あまりにも風が強く、しかも雲ひとつない青空という撮影には適さない条件に心が折れて一枚も撮影しなかった。帰りに名古屋の丸栄で開催されている、年末恒例の中古カメラ市をのぞいてきた。2週間ほど前に、大阪の中古カメラ屋で触らせてもらった、スーパーアンギュロン75mmが、陳列棚に並んでいた。その店がこの中古カメラ市に出店しているのだ。
 一通り見回ったけど、特に欲しいものはなかったので、記念にケーブルレリーズ300円を買った。壊れたり失くしたりするだろうと思い予備で買うのだが、壊れも失くしもしないので、3個所有している。

 この中古カメラ市は、若干、デジカメも売っているのだが、大半はフィルムカメラ。それもクラシックカメラと呼ばれる範疇のカメラが多い。今回はジャンク品が多かった。フィルムカメラは、年々、ジャンク物が増えていくのだろうなあ。それにしても、百貨店の催事場でこうした催し物が開催できるほど、愛好家はいるのだろうか。
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 リンホフマスターテヒニカ2000も購入してから1年半が経つが、最近になってやっとこのカメラのことが長所短所も含めて分かってきたような気がする。タチハラと比較すると、さほど長所は多くなく、使いにくいことが多い。しかし、どんなことでもそうだが、制約があることによって、創意工夫が生まれる。

 この日は6×9で撮影したため、中古カメラバーゲンのDM葉書で作成したマスクをテープで貼り付けてフレーミングした。僕は日没間際の時間帯を撮影タイムとしている。湖畔に4時前に到着し、何度もレンズ交換を繰り返してフレーミングしていると、1時間くらいはすぐに経過してしまう。雲の調子に恵まれなかったこともあり、2カット撮影してこの日は終了。雲の調子に恵まれるなんてことはほとんどない。よほど運がよくないと良いコンディションには遭えない。まあ、撮影回数が少ないというのもあるんだけど。フィルムの価格が上がっても、この撮影スタイルだとたいしたことないな。

 愛用しているスーパーアンギュロン75mmは、開放値がF8だ。明るい場所で撮影する場合は、問題ないが、薄明かりの状態でF8はグランドグラスが暗くって像がみづらい。ニッコールなら同じ75mmでも開放F4.5のレンズがあるので、探してみようかな。
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リンホフMT2000 Mニッコール300mm アクロス(4×5・EI50)
 シュテックラー氏二浴式現像液 LPLV7454 ケントメアVCセレクト パピトール 多硫化調色


 暗室でプリント作業を行ったのは1年ぶりのような気がする。多硫化調色液は、すっかりへたっていて使い物にならなかったので、調合し直した。撮影時は、1秒のシャッタースピードと、2分のシャッタースピードで撮影した。シャッタースピード1秒の世界は肉眼で見える世界と近似で、出来上がった画像を見ても感動はなかった。僕の心の奥を満たす光の量は2分間の露光が必要らしい。

 この作品はまだ途中。
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 名古屋ボストン美術館で開催されている「ヴェネツィア展」を観覧した。三連休の真ん中だったが、それほど混雑することもなく、ゆっくり観る事が出来た。絵画だけではなく、鶏卵紙を用いた写真の展示もあった。

 この美術館は500円以上寄付をすれば、過去の展覧会の図録をもらえるらしい。2011年に「恋する静物」が開催されていて、僕はそれをここへ見に来たのだが、ちょうどその図録をこの日は配布していたので、懐かしくなって寄付をして図録をもらってきた。

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 ペラペラとめくっていると、4年前の記憶が蘇ってくる。美術に触れると写真をやりたくなってくるな。
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 近いうちにプリントをしようと思い、その準備で印画紙現像液を注文した。あまりにも久々だったので、パッケージ品を買うか自家調合でD-72処方で済ませようか少しだけ悩んだけど、フジの「パピトール」(8リットル)が、まだ商品として健在だったので、これにした。8リットルと言っても保存液は4リットルなので、これを8本の500ccペットボトルに保存しておいて、暗室1セッションで1本ずつ使っていく。つまり暗室8回分の量である。フィルム関連の感材や薬剤は、値上がる一方だが、この商品は500円程度で販売してくれているのでありがたい。
 



マイケル・ケンナの最近発売された写真集、「FORMS OF JAPAN」 を注文した。312ページの豪華版で、与謝蕪村や小林一茶等の英文の俳句が写真に添えられている。僕の好きな琵琶湖で撮影した写真も掲載されている。一枚一枚ページをめくるたびに、作者のイメージする「日本の形」が垣間見える。休日にコーヒーでも飲みながら眺めていると、作者の精神世界の日本を旅しているような気になってくる。

 マイケル・ケンナの日本の写真集としては、2003年に発売された「JAPAN」がある。とても欲しかったが、近所の図書館で借りられるのと高価であるために購入をためらっているうちに、完売となってしまった。「FORMS OF JAPAN」は、「JAPAN」に掲載された写真も収録してある。

 折に触れてこの写真集を紐解こうと思う。
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 久しぶりにカメラを持ち出した。車にカメラを積んでウロウロすることはあるんだけど、なかなかカメラをセットするには至らない。撮りたいものが見つからないのだ。今日もカメラを持たずに被写体を探して湖畔を1時間くらい歩いた。夕方になってやっと撮ってみようと思う景色に出会ったので、カメラを取り出した。

 レンズを装着し、三脚のパーン棒を握って、構図を決定して露出を測りフィルムを装填し撮影する。この一連の作業中は、頭の中が空っぽになり無心になる。うまく撮れているかは、この段階では分からない。後で、がっかりすることの方が多いのだけど、それはいつものこと。刻々と変わる光量や雲の形を、浜辺に押し寄せる水の音や渡り鳥の鳴き声を聴きながら、眺めているだけで気分が良い。また近いうちに琵琶湖に来よう。

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