雲の形がきれいな季節に入ったので、夕暮れの琵琶湖へ出かけた。自宅から車で1時間ちょっとだけど、このドライブはいつものごとく心地よい。清少納言が枕の草子で秋は夕暮れがいいと書いているが、まさにそのとおりだと思う。逆に、夕暮れの風景を楽しむなら秋に限るとも言える。
今はまだ秋への入り口の時期であり、湖面には水草がびっしりと茂っていたりして、夏の名残があちこちに残っている。琵琶湖に行って竹生島を撮るのはあまりにもステレオタイプな感が否めないので、今まで撮ったことはなかったが、今回は敢えて撮影してみた。しかも、かなり使用頻度の低いレンズの、テレコンゴー500mmを使用した。
一応書いておくけど、上の写真は、逆向きになってしまったわけではなく、ビューカメラのピントグラスは、通常こういうふうなのだ。
お写真 ステキですネ、
昔 長徳さんの tachiharaの記事で、
冠布を かぶると tのところの hopeという字に励まされた、
というのを 思い出しました 笑
希望ですからね(笑)
なかなか希望を持つのは難しいです。
ピントグラスに映る景色というのは、美しく、不思議な感覚ですね。
多分、今の子どもたちは写真といえば「液晶スクリーン」しか知らないまま育っていくんでしょうね。何かの子どもが集まる機会かイベントでピントグラスをのぞかせてやろうかと考えています。きっと何かの記憶に残るんじゃないかと。
ピントグラスに逆像で映る光景は、なんとなく異次元の世界ですね。緊張感があるのに心が解き放たれるような気持ちになります。