ブックオフオンラインで本を買う予定があり、まとめ買いした方が送料が安くなるため、おもしろそうな本がないかと検索していたら、「すぐ分かる作家別写真のみかた」という本を発見した。今年の春先に第3刷が発行されたもので、かなりきれいな状態なのに150円って、安すぎる。
写真関係の本でも、こういった美術史的な本って、人気がないんだろうなって思う。写真関係の書籍と言えば、カメラ関係の本がほとんどなんだろう。今でも本屋に行けば、その手の本は並んでいるけど、さすがにもう食傷気味である。今回買ったこの本は、まだ少し読んだだけなんだけど、知らない写真家もたくさん紹介されているので、興味深い。写真の黎明期には、イギリスの陶磁器のウェッジウッドも写真術の開発に当たっていたということが書かれてあった。当時はフランスとイギリスで写真技術の開発競争があったそうだが、結局のところネガポジ法を開発したイギリス方式が、後々に普及することになった。現在でもイギリスに感材メーカーがあるというのは、その流れなのかもしれない。
そのほかにも、「耳を切り取った男」も同時に買った。ゴッホとゴーギャンの関係を知るのも楽しみだ。
読書の秋、食欲の秋、芸術の秋とは、よく言ったものだと思う。秋は、すぐに過ぎてしまうので、いろいろやりたい事があっても、やり切れずに、冬を迎えてしまうというのが、毎年のパターンだ。
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