奥琵琶湖雪景色

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 長浜の街に、雪が降ったら撮りたいと思っている場所があって、その機会をうかがっていた。かれこれ3年くらいになる。その間、雪が降らなかったわけではないが、気が乗らなかったり、休日が合わなかったりして撮影の機会が訪れなかった。
 
 そんな折、雪が降ったので、ニューマミヤ6にTMY2を装填して、長浜へ出かけた。でも、目的の場所は撮影に適さない状態だった。まさかそのまま帰宅す るわけにはいかないので、1時間ほど長浜の街を散策する。散策中にニューマミヤ6で3枚ほど撮影するが、つくづくこのカメラの露出計の信頼性ってどうなん だろうと思った。この日は単体露出計を持っていたので、露出は単体露出計で測光したのだが、カメラの内蔵露出計とはあまりにも差が大きい。これは、もしか したら僕のニューマミヤ6固有の問題なのだろうか。10年近くこのカメラを気に入って使っているのだが、この内臓露出計がどうにもこうにも使いこなせないのだ。一度オーバーホールしているので、調子が悪いということはありえないのだが。

 その後、昼食を済ませて、琵琶湖沿いを北へ向かう。琵琶湖の雪景色を撮るのが目的だ。南浜で三脚を立てるが、急に晴れてきた。昼間の太陽がまとも に照り付けている雪景色なんて質感が出ないので撮る気にはなれない。だからと言って吹雪の状態でも撮影が困難になるので困るわけだが。しばらく待っている 間に、太陽が雲に隠れたので、その隙を狙って撮影する。

 次にマキノへ向かう。南浜は晴れていたのに、賤ヶ岳近辺はすごい吹雪。この天候が継続したら撮影どころではないけど、今の季節は時間と場所を少し移動し ただけでも、天気は変わるので、期待を込めて大浦の集落から琵琶湖沿いをマキノへと向かう。海津大崎に近づくと雪は降り止んできた。三脚を立てて、海津の集 落を撮影する。夕方近くになってきたので、日差しが弱くなってきている。その後、海津の集落に入り、これも数年かけてなかなかものに出来ない桟橋跡を撮影する。雪が積もっているので、湖岸まで徒歩で行くのに苦労する。三脚を水の中に立てて長靴のまま、水に入る。ここはいつも標準近辺の画角で撮影していた が、今回は超広角のスーパーアンギュロン75mmを使ってみることにする。いつもと違うことをするとどうなるか試してみるところに突破口はあるのだ。気温 が0度前後のため、凹みボードのレリーズ連結部分の動きが悪い。赤フィルターとNDフィルターを使用し、シャッタースピードは30秒だった。30秒経過後 に、ぶれないように細心の注意を払いながら手でシャッターを戻す。雪がちらついて来たので、この日はこれで帰ることにする。4×5を3カット4枚とブロー ニー3枚を撮影して終わり。一日かけてこの枚数だが、上出来だ。
 
 それにしても、雪の日に撮影を行うのは足元の装備をどうするかで快適性が決まると思う。足が冷えると体全体が冷えてしまい、活動がしづらいのだ。僕は、 足元は、「日本野鳥の会」の バードウォッチング長靴を使用している。通常の長靴と違い、折りたたむことが出来る。そのためバッグに収納することも出来るので、便利である。それか ら、長靴の下はネオプレーンソックスを履いている。長靴は防水性抜群だが、通気性はない。長靴の中で汗をかくと足が濡れる。濡れた足は体温を奪う。そのため、濡れても保温力のあるネオプレーンのソックスを履く。これで足元が湿っていても体温は保持される。雪の日の撮影はこれが欠かせない。

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コメント(2)

いつも楽しく拝見しております

mamiya6の露出計は 順光ならば割とあっていると思います
 - ワタクシはネガフィルムが多いので多少多めに あと段階露出します

逆光とかだと むずかしいです

ワタクシ 6MFですが同じだと思います
後、3本 どのレンズをつけているか にもよります

7だと オーバー目に出ると聞きますが 笑

今年もよろしくお願いいたします!

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このページは、うたろうが2014年1月19日 19:43に書いたブログ記事です。

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