夏の木陰

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20120716.jpg
LEICA M6TTL  SUMMICRON 35mmASPH. 400TX(EI200) Kentmere VC select


 ネガの濃度が増す要因として、現像過多と露光過多がある。前者はコントラストが上がり、後者は下がる。その他に、経験則ではあるが、ネガ濃度が増すと、プリントのシャープネスが損なわれ、粒状性も悪くなるような気がする。

 この季節、現像液の液温上昇には気を使わなければならない。それから、僕だけなのかもしれないが、像が出ないと不安なので、保険をかけたつもりで少し現像時間を長めにしたり、露出を多めにかけてしまったりすることがある。でも、それは全然保険になっていなくって、むしろネガの状態が悪化するのである。適正な露光と現像時間で処理されたネガは、例えそれが35mmのフィルムであっても、10×12(四つ切)程度に引き伸ばすのであれば、満足のいく像が得られると思う。もちろん、中判や大判には負けるけどね。それは、仕方がない。

 この手の写真は、デジカメの方が、間違いなく撮りやすいんだよな。鳥を止めるシャッタースピードや鳥の位置もその場で確認出来るし、撮り直しも出来るのだから。

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コメント(4)

こんばんわ♪
いつも楽しく拝見しております

ステキな黒白写真が続くと 
ワタクシも ライカに黒白フィルムつめて
写真を 撮ろうかなって 思います!

(いつもOeさんに 刺激されます)

やっぱり黄色とか赤のフィルター使ったりするんですか?
ワタクシは あまり使わない派ですが 笑

またお伺いいたします!

フィルターですが、この日は持って行くのを忘れました(笑)
本当は使うべ状況ですね。
ライカの出動は、僕も最近は少ないですが、たまにこれを持って街を歩くと気分がいいですね。

私も"保険"かけて露光多めに撮影することが多いです。ってかほとんどかも。
自分の場合はどうしても露光不足って感じがしているので。

でも、おっしゃるとおり適正露出で適正に現像処理されたネガはほんとに綺麗ですよね。そうゆうネガを作れるように撮影やその後の処理ができるようになりたいです。

 保険をかけたくなる気持ちは分かります。何となく安心しますからね。適正露光、適正現像量というのは、意外に難しいですね。

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このページは、うたろうが2012年7月16日 00:01に書いたブログ記事です。

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