塔の形

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 これは、他の地方ではあまり有名ではないかもしれないが、名古屋のシンボルの一つのテレビ塔だ。エッフェル塔や東京タワーも、鉄骨を組み合わせて四角錐様の形状をしている。高層タワーの原始的な型というのは、こういうものなんだろうけど、最近のドバイのブルジュ・ハリーファや東京スカイツリーは、こんな形はしていない。

 送電用の鉄塔も、慨してこんな形のものが多い。建築の事はよく分からないが、コストや耐震性等の面から、この形が造りやすいのかもしれない。

 ユダヤ・キリスト教の正典の旧約聖書に、バベルの塔の記述がある。神への挑戦としてその塔を建造した行為が神の怒りをかい、その結果、言語がばらばらになってしまったというものだ。現代においては、科学技術の限界への挑戦といったところか。高層化には素材も重要だろうし。

 建築物の高さ競争は、軌道エレベーターの建造が実現化されるまで続くだろうな。でも、その頃には地球の汚染は相当進んでいるような気がする。それが神の怒りに相当するのか。

 僕にとっては、高さなんてどうでもいいな。形状を美しいと思うかどうかの方が重要だ。高過ぎて尖塔を見るのに首の筋を痛めそうな塔はいやだな。
 
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地デジになって名古屋のテレビ塔も送信のアンテナが外され、てっぺんがちょっと寂しくなりましたね。
地デジ後は瀬戸のデジタルタワーからの送信になりましたが、こちらは展望施設もなく単なる電波塔なので訪れる人は少ないですね。高さは名古屋のテレビ塔よりずっと高いんですが、周りに何もなく高さを感じにくいのも残念。デザイン的にはどうかな?

そう言われてみれば、瀬戸のタワーは、まったく話題になりませんね。観光名所にはならないようですね。
テレビ塔と言いつつも、もはやテレビ塔の役目は終わったみたいですね。

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このページは、うたろうが2012年7月15日 00:20に書いたブログ記事です。

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