若狭で撮影

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 昨日は、住環境の件であまりにも憂鬱だったため、撮影旅行の日記を書くことが出来ませんでした。旅行先は福井県の高浜町です。原子力発電所があるところですね。
 途中、琵琶湖に寄って、竹生島とユリカモメを撮影しました。タチハラにロールフィルムホルダーを装填して、6×7でぱぱっと撮りました。こういうふうに、動くものを撮るときは、やはり中判がいいですねえ。(っていうか、素直に35mmの方がいいような気が(^_^; )
 実は、この琵琶湖畔の場所は、サギの撮影スタジオとして有名な知内浜です。形の良い枝を三脚にくくりつけて、魚をえさにサギを誘き寄せて撮影するのです。超広角レンズでも撮れるくらいの距離で撮影が可能です。僕は、そういうのには、興味がないので撮った事はないのですが。
 そこで、どこかの写真団体のご一行様が、モデル(!?)のサギの方向へレンズの放列を向けていらっしゃいました。その集団から、もめている声が聞こえてきました。

「そんなに近寄ったら、サギが逃げるじゃないかっ!」
「このくらいの距離で、逃げるわけないって!」
「いや、そりゃ、あんたがそう思ってるだけで、サギはそうは思ってないんだよっ!とにかく、下がれ下がれ。」

等という、声が聞こえてきました。なんだかねえ。みんなと同じ方向にレンズ向けて、その中でうまく撮れたからって、なんなのかなあ。そういう写真には心がないと思うんだよねえ。そんな事を思いながら、僕は少し離れたところで、竹生島とユリカモメを撮っていたら、その中の一人が近づいてきて、興味深々でこちらに話かけてきました。

「これって、金色だから高いの?いったいどんなふうにファインダーは見えるのかな?」

等と言いながら、ピントグラスを見つめていますが、フィルムホルダーが取り付けてある状態で、何か見えるはずもなく、僕が忙しくあっちこっちを操作していたら、どこかに行ってしまいました。
 
その後、雪の降る中、若狭湾へ向かって車を走らせ、雪の降る海岸で、タチハラを組み立てて、ここでも、カモメと海を6×7を中心に撮影しました。こういう悪天候の時に、アシスタントがいると便利です。カメラに雪がかからないように、傘を差してもらったり、カモメを良い場所に誘導してもらったり、かなり助かりました。おまけに、バッグも一つ携行していてもらいました。ちなみに、アシスタントとは、写真趣味ではない、友人です。
 
まあ、そんな感じで撮影したのですが、カメラが雪でびしょ濡れになってしまいました。木製だから大丈夫かなあって思いましたが、旅館でよく乾燥させたので、大丈夫でした。
 宿は、新鮮な魚料理が食べきれないくらい出ました。かなりがんばって食べたのですが、どうしても食べきれずに、残してしまいました。ああ、もったいない。今でも悔やまれます。
 
翌日は、国道162号線を通り、海岸沿いの小さな漁村を、いくつか訪ねながら、帰途につきました。時折、雪が降っていました。ブローニー10本と、4×5を4枚、35mmを20枚くらい撮ってきました。でも、良い写真が撮れたという、実感はないです。そこそこいいのが撮れていたらいいなあって思ってます。

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このページは、うたろうが2006年2月13日 22:37に書いたブログ記事です。

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