いろいろと考える

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たまに、いや、いつも心の片隅で思っている事がある。

「何で、こんな手間のかかる手段をわざわざ好き好んで選択したのだろう。」

写真関係のWEBサイトを閲覧していると、とても魅力的な作品がデジカメで作られて掲載されている。現像もプリントも必要なく、帰宅後、ほんの数分でアップロードすることが可能であると思われる。フィルムで撮影し、現像し、プリントし、スキャン。。。といったプロセスは、まったく必要ない。

手間をかけたからと言っても、そんな事は、見る人にはまったく関係がない事だったりする。今のところ、デジカメよりも、銀塩フィルムで作られた写真の方が、階調が豊富であると言っても、それが、どれほどのものであろうか。

 僕は、写真展をするために、半切・全紙サイズに耐えうるだけの、画質を得る必要がある。しかも、それを自家処理でする必要がある。したがって、フィルムのフォーマットは、135フルサイズが最低限必要である。ハーフは魅力的であるが、その1点において、僕は使うことが出来ない。

 そんなに遠くない将来、デジカメも、大伸ばしに耐えうるだけの画質を得られるものが、手の届く価格で供給されると思うし、少なくとも大判用引き伸ばし機よりも入手しやすい価格で、大伸ばし可能なプリンターも、供給されるであろう。(されるかな??)

 そうなったとき、さらにこの命題は色濃く自分自身に突きつけられると思う。

 何で、モノクロなのか、何でフィルムカメラなのか、何でマニュアル操作のカメラを使うのか。。
果たして、自分にとって、その問いに対する答えが必要なのか、そうでないのか。そして、それが分かったところで、何か得るものがあるのか。

 いつも、こんな事考えてるわけじゃないけど、たまに、思ったりするんですよね。

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このページは、うたろうが2005年10月13日 20:45に書いたブログ記事です。

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