葬式

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 昨日、祖母の弟が亡くなったので、今晩、お通夜に出席した。僕の町が30年程前に水害に遭った時に、原告団長として長い歳月をかけて国と争い、最高裁までいったけど、結局、敗訴してしまった。総理大臣に直接文句を言ってやったとか、僕の家を訪問する度に、何度も聞かせてくれた。なかなか、いい人生だったのではないだろうか。死に顔も、いい顔をしていた。多分、やりたいことは済ませてしまった人の死に顔なんだろう。

 僕は、あんな死に顔をする事が出来るのだろうか?仮に80歳まで生きられたとしても、振り返ってみれば人生なんて、一瞬の出来事だったと感じると思う。もし、死ぬ間際に、長い一生だったと思ったとしたら、それはなんて不幸な事だろうか。

 今月、祖母は89歳になった。通夜の席で、

「兄弟姉妹は、みんな死んで、とうとう私だけになってしまった。。」

と言っていたが、あまり悲しそうな顔には見えなかった。それくらいの年になると、覚悟みたいなものがあるのだろうか?

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このページは、うたろうが2005年2月28日 22:20に書いたブログ記事です。

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