在原

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 日曜日に、滋賀県の 在原(ありはら)へ行ってきました。知らない間に、市町村合併していて、高島市になっていました。在原は豪雪地帯で、かなり山深いところにある茅葺屋根の集落です。岐阜は、全然雪が降っていませんでしたが、在原は降っていました。

 今回は、集落の写真よりも、どちらかというと、Newマミヤ6で自然風景を撮影するのが中心でした。雪山なんて、ほとんど撮影した経験がないので、露出でかなり悩みました。ちゃんと撮影出来ているのかまったく自信がありません。いつものスナップであれば、露出に迷うことも失敗することもほとんどないのですが、撮影対象がほとんど∞に位置する山を撮影する場合、入射式露出計は、無力です。スタジオデラックスの説明書に、入射式で遠景を撮影する場合の測光方法が記載されていましたが、いつも説明書を持ち歩いているわけではないので、測光方法が不明です。

 それなら、カメラの内臓露出計を使えばいいじゃないかという話もあるのですが、Newマミヤ6の内臓露出計は、あまり信頼してないんです。こんな時こそ、スポットメーターがあればいいなあと思ったのですが、普段、自然風景なんか撮影しない僕は、そんなもん、持っていないですし。その時、持って行った他のカメラは、EOSKiss3があったんですけど、これで露出を測るっていうのも考えものです。スポット測光なんて出来ない代物ですし、このカメラの多分割測光もちょっと信用出来ない場合があります。ましてや、露出的に難しい雪山だとなおさら使う気にはなれません。結局、最後まで自信のないまま、撮影を終えました。

 僕の現像手順から仕上がるプリントのダイナミックレンジは、9段階なので、理想を言えば、雪の部分をスポット測光した値にプラス3絞りしたくらいが理想だと思うんです。その際、雪だけじゃなくって、杉木立の部分の輝度も考慮しなくてはなりませんけどね。

 風景の場合、じっくりとスポットメーターであっちこっち測りながら撮影すれば、一枚撮影するだけで、どんなプリントが仕上がるか、ほとんど分かってしまうのだと思います。どのように撮影出来ているか、あまりにも不安だったので、昨日は岐阜に帰ってくるとすぐに実家に戻って、現像液を溶きました。すぐにでも現像したい気分ですけど、現像液の化学的安定性を考えるとそういうわけにもいかないので、今週中にはなんとか時間を見つけて現像しようかと思っています。

 定着が終わって、仕上がりを見るまでがドキドキですね。デジタルだと良くも悪くもこういう時間を過ごす事はないんでしょうけどね。

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このページは、うたろうが2005年1月31日 22:13に書いたブログ記事です。

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