Belair-X 6-12(ベルエア)のフレーミング検証

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 どうもフレーミングがうまくいかない。ファインダー像と実写像がずれて写るのだ。その原因を解明しようと思う。僕が間違ってファインダーを覗きこんでいる可能性もあるので、正位置を確認するのが肝要だ。どのようにずれているのかと言うと、意図した構図で撮影すると、下部が過剰に写り込む。どのくらいずれているのか見てみたいと思う。

 まずは、裏ブタを外して、フィルム位置に薬包紙を張る。紙は、像を見るだけなので薄い紙なら何でもいいのだ。

 

20121227a.jpg 次に、シャッターをバルブで固定する。ベルエアはレリーズ穴がないので、テープでシャッターレバーを固定して強制的にシャッターを開く。そしてピントを合わせる。大判カメラ用の冠布を被ってカメラ周りを暗くして投影像を確認する。


20121227b.jpg やはり予想通り、ファインダー像よりも下部が多く写り過ぎている。でもこれって、ずれているというよりは、蛇腹を縮めた状態でフレーミングしたとおりに写るといった方がいいのかもしれない。蛇腹を伸ばすと前枠がファインダー視野に入り込んでくるのが原因だと思われる。

 この辺りには、留意して試写を続けてみよう。

 

 作業している時、90ミリレンズの前玉を爪でガリッと傷つけてしまった。写りには影響ないレベルだと思うけど、ちょこっとショック。でも、90mmはガラス玉を注文してあるので、まあよしとしよう。



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コメント(4)

Oeさん、ピントグラスというかピントペーパー?考えましたね!

 なるほど、こういう風に確認するんですね!

 Oeさんのアドバイスで、とってみたら、フレーミング大体大丈夫でした。
 確かにファインダーで確認したより大分写りますね。
 
 それはそうと、こうなったら6×4.5~6×17の本格的パノラマカメラでも造って欲しいものです、10万円以下で。

 

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このページは、うたろうが2012年12月28日 19:23に書いたブログ記事です。

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