川の漁船

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 夕方、近所の川へ大判カメラを持って出かけた。大判カメラはセッティングした状態で被写体探しをするわけにはいかないので、車内に撮影機材を残し、まずは身軽に偵察することにしている。何ヶ所か目ぼしい所を丹念に探ったけど、撮影する価値のあるものはなかなか見当たらない。

 この辺りの川の水は地表を流れたり伏流水として地下を流れたりを繰り返して、海まで流れていく。中州の伏流水が地表に染み出てくる辺りに、一層の漁船が泊まっていた。漁船と言っても、海のそれとは似て非なるものだ。海の漁船は豪華装備だが、この辺りの漁船はとてもシンプル。何の装備もない2人乗りくらいの船で、魚を捕まえる道具は網だけ。その網が逆光の夕日に照らされて光っていた。

 急いで車に戻り機材を抱えて設置した。今回は距離があるため、コンゴーの500mmを使う事にする。一枚撮り終わる頃には、船の持ち主が現れ、櫂を使い川の流れに乗り下って行った。

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このページは、うたろうが2009年4月29日 22:32に書いたブログ記事です。

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