それでもやっぱりライカを使う

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 最近、ほとんど出番のない135フォーマットである。しかし、少ないながらも、このカメラで年間10本くらいは撮っていると思う。撮影してネガ現像まではするけど、プリントまでには至らない。中判や大判を使う機会が多いせいか、135フォーマットに戻ってみると、どうも納得いかない事が多いのだ。

 それなら、プレストをやめて、アクロスを使えば、少しは粒状製が改善されるだろうけど、アクロスの実効感度では、スナップ撮影にはオールマイティーとはいかない。そもそも、この手の135フォーマットのRFカメラなんていうのは、スナップ以外に使いみちはないと思う。しかし、逆に言えば、スナップ撮影には最強なのかもしれない。

 今日も、これから街を散歩する時にこのカメラを持っていく。でも、プリントしたいと思うような写真は撮れないだろうなあ。それが分かっていて、何で、このカメラを持っていくのかと言えば、散歩するには良い相棒だからである。ただひたすら、街を歩くのは辛い。出来たら、何か発見しながら歩きたい。発見したら写真を撮りたい。だから、カメラが必要になる。

 ニューマミヤ6は、良いカメラだけど、重量があるしフィルターやスポットメーターと一緒に持ち歩く、本気カメラなので、お気楽な街歩きには向かない。それに対して、ライカは重量、大きさとも手頃なのである。

 さてさて、このM6TTLだけど、ライカ好きの人たちの間では不評だ。おまけに、僕が使用している35mmと50mmの現行式ズミクロンも、あまり評判が良くないらしい。現行のライカの機械式カメラには、MPというのがあるが、あれは、直系ライカではない。何で今更ノブ巻き戻しなのか。M6TTLで改善されたはずの、露出計の矢印とシャッタースピードダイヤルの方向が、MPでは、また逆になってしまっている。デザイン的には、MPはシックで良いと思うけど、でも、なんか僕にとってはやらしい方向を向いているカメラという気がしてしまうのだ。

 M6TTLとの付き合いは、これからも長くなりそうだ。

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このページは、うたろうが2008年7月12日 22:45に書いたブログ記事です。

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