散歩写真

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 やっぱり、散歩する時はカメラがあるといいなあって思う。散歩をしていると、ちょっとしたおもしろい光景に出くわす事が多く、その時にはやっぱり写真に残しておきたいと思う。
休日には、アパートの周囲を習太郎を連れて散歩しているけど、同じところを歩いていても、毎回違った何かがある。そういったものを発見する能力は、子供のほうが長けている気がする。最近、温かくなったので、ニョキニョキ生え出したツクシや、畑の中のモグラが出入りした土の盛り上がりや、雨上がりの水溜まり、どれをとっても、常にそこに存在しているものではない。

 僕の常用フィルムであるフジのプレスト400は、フィルム代だけ考えるなら、1カットあたり4円前後である。昨日は1時間ほど散歩したのだが、その際に撮影した枚数は、6コマだった。金額にして、24円である。散歩なんて、週末にしかしないので、ケチる金額ではない。しかし、そんな写真撮って、後でプリントするかと言われると、まず、しないだろう。もし、デジカメだったら、消去してしまうデータである可能性は高い。

 今、文章を書いていて、ふと思った事は、なぜ持ち出すカメラがデジカメではなく銀塩かということだ。僕が、デジカメを持ち出すときは、記録しておかなくはならない義務感を感じたときである。旅行に出かけた時や、誕生日等、初めて自転車に乗った日、後々、習太郎に見せる必要がある写真は、さすがにモノクロというわけにはいかないので、デジカメで撮影するようにしている。こう考えてみると、僕にとっては、デジカメの方が銀塩カメラよりも、より客観性が強い写真になっている。逆の言い方をすれば、銀塩カメラで撮った写真の方が、自分の思いが強い。

 話を元に戻すけど、プリントしないであろう写真をなぜ撮るかということだが、それは、まず第一に、散歩のするのに飽きないため、ということがある。つまり、撮影そのものが楽しいということだ。それに、今、プリントしなくても、もっともっとずっと先の将来、ネガを引っ張り出してきて、プリントしたくなる時が来るかもしれない。なぜ、そんな事を思うのかと言うと、これがもし、自分の写真であったら、きっとプリントしていたに違いないからである。僕の父が僕が小さい時に撮影したネガを残していれば、多分、プリントしていただろう。

 しかし、特に近所をブラブラするような、お気楽散歩写真だと、あれこれ手間はかけたくない。昨日、持ち出したのは、NewFM2+35mmF2.0+そのフードという組み合わせで、天気が良かったので、露出の組み合わせは、250分の1秒、F11半、のみの露出設定であった。これで充分だ。深度があるので、ピント合わせにシビアになることもない。ある意味、AFカメラよりも楽に撮影ができる。

 多分、これからもこんな調子で、散歩写真を撮っていくのだろうなあって思う。

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このページは、うたろうが2005年3月28日 22:32に書いたブログ記事です。

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