2006年2月アーカイブ
名古屋のビックカメラへ買い物に出かけた。汎用性の高いストロボが欲しかったためである。キヤノンの比較的光量の大きなストロボがあるが、これはキヤノン専用と考えた方が良さそうだ。したがって、今回は
パナソニックのストロボにした。あまり大きいと、持ち運びが不便なので、GN28のものにした。これを使って、室内で習太郎を撮ってみようと思う。もちろん大判カメラで。
しかし、室内で習太郎を撮影するのはあくまでも練習で、本番は今年退職される上司を、送迎会の宴会でみんなと一緒に、撮ってあげようかと思っているのだ。それまでに、何とか撮れるように練習しておこう。使うフィルムは、もちろんモノクロである。一応、デジカメでカラーも撮るけど。ちなみに、さすがにタチハラは使いません。ニューマミヤ6に50mmを付けて撮る予定です。
それはそうと、本日はフィルムも買ったのだけど、その価格に驚いた。確か、12月にトライX320のシートフィルムを梅田のヨドバシで買った時は、5500円くらいだったのに、それがなんと7200円になっていたのである。ものすごいインフレ地獄である。一枚シャッターを切る度に140円くらいのコストがかかってしまっているのである。うーん。これは高い。気軽に失敗出来ない価格になってしまっている。
しかし、僕が一年間に使うフィルム代は、全てのフォーマットでよくがんばって使ったとしても、3万円はかからないだろうと推測する。その内訳は、35mmの100ftが2缶、ブローニーが20本、シートフィルムが2箱(100枚)である。多分、こんなところだろうなあって思う。シートフィルムは、まだ練習過程にいるので、使用枚数がどうしても多くなりがちであるが、安定してきたら、使用枚数は減っていくだろうと思われる。ブローニーの価格は、トライXもプレストも同じ価格になってしまった。それなら、トライXを使ってもいいのであるが、35mmの100ftは、まだまだプレストの方が安い。同じ現像タンクで同時に現像することもたまにはあるので、35mmとブローニーは同じ銘柄を使いたい。そうなると、プレストとの付き合いは、まだまだ続きそうである。
大判カメラっていうのは、ゆったりのんびりと撮影するスタイルであるかのようなイメージがあるけど、実際には、まったく違う。何しろ、「自動化」という言葉とは対極的な位置に存在するため、実はすごく忙しいのである。
だから正直言って、撮影作業をしている時に話しかけられると、とても鬱陶しいのである。一枚の写真を撮るためにも、多くのステップを踏まないと、レリーズ出来ないため、雪が降る中、車を降りてダッシュで走っていって、パチリと撮影するような、速攻撮影は、絶対に無理と言っていい。
この日も、断続的に雪が降る天候の中で、素早く撮影した。カメラの撤収中に雪が降り始めて、少しだけ、雪が舞い降りた。
昨日は、住環境の件であまりにも憂鬱だったため、撮影旅行の日記を書くことが出来ませんでした。旅行先は福井県の高浜町です。原子力発電所があるところですね。
途中、琵琶湖に寄って、竹生島とユリカモメを撮影しました。タチハラにロールフィルムホルダーを装填して、6×7でぱぱっと撮りました。こういうふうに、動くものを撮るときは、やはり中判がいいですねえ。(っていうか、素直に35mmの方がいいような気が(^_^; )
実は、この琵琶湖畔の場所は、サギの撮影スタジオとして有名な知内浜です。形の良い枝を三脚にくくりつけて、魚をえさにサギを誘き寄せて撮影するのです。超広角レンズでも撮れるくらいの距離で撮影が可能です。僕は、そういうのには、興味がないので撮った事はないのですが。
そこで、どこかの写真団体のご一行様が、モデル(!?)のサギの方向へレンズの放列を向けていらっしゃいました。その集団から、もめている声が聞こえてきました。
「そんなに近寄ったら、サギが逃げるじゃないかっ!」
「このくらいの距離で、逃げるわけないって!」
「いや、そりゃ、あんたがそう思ってるだけで、サギはそうは思ってないんだよっ!とにかく、下がれ下がれ。」
等という、声が聞こえてきました。なんだかねえ。みんなと同じ方向にレンズ向けて、その中でうまく撮れたからって、なんなのかなあ。そういう写真には心がないと思うんだよねえ。そんな事を思いながら、僕は少し離れたところで、竹生島とユリカモメを撮っていたら、その中の一人が近づいてきて、興味深々でこちらに話かけてきました。
「これって、金色だから高いの?いったいどんなふうにファインダーは見えるのかな?」
等と言いながら、ピントグラスを見つめていますが、フィルムホルダーが取り付けてある状態で、何か見えるはずもなく、僕が忙しくあっちこっちを操作していたら、どこかに行ってしまいました。
その後、雪の降る中、若狭湾へ向かって車を走らせ、雪の降る海岸で、タチハラを組み立てて、ここでも、カモメと海を6×7を中心に撮影しました。こういう悪天候の時に、アシスタントがいると便利です。カメラに雪がかからないように、傘を差してもらったり、カモメを良い場所に誘導してもらったり、かなり助かりました。おまけに、バッグも一つ携行していてもらいました。ちなみに、アシスタントとは、写真趣味ではない、友人です。
まあ、そんな感じで撮影したのですが、カメラが雪でびしょ濡れになってしまいました。木製だから大丈夫かなあって思いましたが、旅館でよく乾燥させたので、大丈夫でした。
宿は、新鮮な魚料理が食べきれないくらい出ました。かなりがんばって食べたのですが、どうしても食べきれずに、残してしまいました。ああ、もったいない。今でも悔やまれます。
翌日は、国道162号線を通り、海岸沿いの小さな漁村を、いくつか訪ねながら、帰途につきました。時折、雪が降っていました。ブローニー10本と、4×5を4枚、35mmを20枚くらい撮ってきました。でも、良い写真が撮れたという、実感はないです。そこそこいいのが撮れていたらいいなあって思ってます。
先日、キタムラで注文したニコンのレンズボードが届きました。在庫があれば、販売してくれるみたいですね。家に帰ったら、タチハラ写真機製作所さんから、フレンネルレンズが届いていました。かなり良いタイミングです。
タチハラフィルスタンド 150mm 210mm 300mm 4×5シートフィルム16枚 6×7ロールフィルムホルダー 三脚
ニューマミヤ6 50mm 75mm ブローニフィルム10本
KISS3 28-75 135フィルム3本
この装備で、土日は日本海へ撮影に出かけてきます。
まだ、宿の予約してないんだよねえ(^^;....
なんとなく、こういう訳の分からない風景に惹かれたりすることがある。悔しいが、この写真はカラーじゃないと意味がない。
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