2006年8月アーカイブ

大判で余呉湖

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 友人と、車に自転車を積んで、余呉湖へ行ってきた。一周6キロくらいなので、自転車でもすぐに周れてしまう。到着したのが、2時くらいでちょうど暑い時間帯だったので、杉箸という集落に行き、タチハラを付けた三脚をかついで、農作業に使うリアカーとそれを引っ張るオートバイ等を撮影したりした。

 4時ごろになったので再び余呉湖へ向かい、自転車を降ろしていよいよ本番開始。写真を撮りながら周ったので、結局一周するのに2時間もかかってしまった。シートフィルム8枚と6×7を10枚撮影した。今回使用したのは、トライX320(EI160)のシートフィルムと、プレスト400(EI200)である。わずかな感度差があるが、二種類のフィルムを使うと間違えて撮ってしまうのでややこしい。まあ、致命的に写ってないということはないような差ではあるが。。

 それにしても、やっと最近になって、何とか大判が使えるようになってきたような気がする。でも、心の中では、まだまだ作品を撮る段階ではなく練習段階だなって思っている。

 図書館で、ブラッサイとアンセルアダムスの写真集を借りました。まずは、ブラッサイですが、構図の取り方は、僕の好みです。他の多くの著名な写真家の写真集も見ましたが、スナップ系の写真集の中では、かなりいい感じだと思います。ブラッサイと言えば、やはりパリの夜の写真ですが、今から70年近く前に、どんなフィルムを使って夜の街を撮影したのだろうと思ってしまいます。この時代に、デルタ3200のようなフィルムが存在したとも思えないですしね。トライXを増感して撮影していたのでしょうか?謎です。

 夜の街の写真ってあまり見たことがなかったんですが、ブラッサイの写真は電灯のような発光体は、白く跳んでしまっています。僕は、どうも印画紙の白が出るのは好きにはなれなかったのですが、周囲より明らかに明るい箇所については、白く跳んでいた方が、自然に見えるのかなって思いました。何でもかんでも階調を無理やり載せていくのは、不自然ですね。でも、白く跳んでいたり黒く潰れていたりする部分があったとしても、それが、写真の多くの面積を占めるような写真は、やっぱり好きではありません。

 アンセルアダムスの写真集の中で、興味深い写真を発見しました。同じネガからプリントしたと推察される2枚の作品が載っていました。一枚は、撮影した翌年にプリントされたもので、もう一枚は撮影してから30年後にプリントされたものです。焼き込みや、覆い焼きの仕方が、まるで違いますね。30年も経過すると、感覚が違ってくるのでしょうか?僕の好みとしては、撮影年から30年後にプリントされたものの方が好きです。

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