久しぶりにカメラを持ち出した。車にカメラを積んでウロウロすることはあるんだけど、なかなかカメラをセットするには至らない。撮りたいものが見つからないのだ。今日もカメラを持たずに被写体を探して湖畔を1時間くらい歩いた。夕方になってやっと撮ってみようと思う景色に出会ったので、カメラを取り出した。
レンズを装着し、三脚のパーン棒を握って、構図を決定して露出を測りフィルムを装填し撮影する。この一連の作業中は、頭の中が空っぽになり無心になる。うまく撮れているかは、この段階では分からない。後で、がっかりすることの方が多いのだけど、それはいつものこと。刻々と変わる光量や雲の形を、浜辺に押し寄せる水の音や渡り鳥の鳴き声を聴きながら、眺めているだけで気分が良い。また近いうちに琵琶湖に来よう。
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