午後からM6TTLを持ち出して、郡上八幡へ出かけた。夏になるとこの町を歩きたくなる。フィルム入手を断念しなくてはならないような状況にはまだなっていないが、それでも、以前に比べるとフィルム選択の余地は狭くなってきている。その分、考えて写真を撮るようにはなってきている。以前のように、プリントしないと明らかに分かっていても、ストレス解消のためにシャッターボタンを押すということは、もはやない。いや、少しはあるか。。。
この郡上八幡という町は、言わずと知れた「徹夜踊り」で有名な町なのだが、それだけではない。一言で言うと、とても小奇麗な町なのだ。それは、きれいな水が町のあちこちで豊富に存在していることに起因するのかもしれない。しかし、そういった山間の町特有の水環境だけではない気がする。町の人々を見ていると、郡上八幡が郡上八幡であるための努力をし続けているのだ。それは、道路に打ち水をしたり、玄関先にプランターを置いたり、町の景観に合わせた建物にしたりしているのだ。町屋造りの建物と打ち水の効果で、空気が流れているせいか、多くの住宅が網戸越しに窓から風を取り入れて暑さをしのいでいる。そんな人々の生活を感じることが出来る町なのだ。
3時間ほど歩き回って、13枚撮影した。36枚撮りのフィルムを3回の撮影で使うくらいであれば、フィルム代が高くなっても、たいしたことはないな。現像さえ失敗しなければいいんだけど。未現像フィルムが溜まったら、まとめてやることにしよう。
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