湖岸

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タチハラフィルスタンド45Ⅱ CMフジノン105mm アクロス(4×5・EI50)
 シュテックラー氏二浴式現像液 LPLV7454 ケントメアファインプリントVC D72


 複数のグレードを使用したり覆い焼き、焼きこみで絵を作りこんでいくのは、スナップよりも風景の方がより手間がかかる傾向にある。この写真も例外ではなく5回ほど露光しなくてはならなかった。僕の場合、いつもそうなのだが、確固たる完成イメージが存在してそれに向かって作りこんでいくわけではなく、ワークプリントを何枚も焼いて、手直しを繰り返す。直すべきところがなくなった時点で完成を向かえるという手法だ。

 完成形がイメージ出来ていなければ、撮影時のフィルムへの正確な露光は出来ないというわけではない。撮影時には、輝度差を計測し、それをフィルムの記録再現幅に収める作業だけに専念する。あとは、暗室でネガに記録された情報を引き出せばいい。最適な状態で引き出すために、グレード調整や覆い焼き、焼きこみ、ブリーチを施すわけである。

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このページは、うたろうが2014年3月25日 23:44に書いたブログ記事です。

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