2013年11月アーカイブ

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 このカメラと付き合い始めて一年くらい経つ。最初は、シャッターがすぐに壊れて修理。デフォルトで付属されていたプラレンズの描写に満足出来ずに、ガラス玉のベルエアゴン90mmを購入したが、絞り値がカメラ側の露出計に連動せずに、送り返して交換。紆余曲折を経て、最近になってやっとまともに使えるようになった。
 使えるようになったとは言え、ちゃんと写るかどうか不安なカメラであることは間違いない。それを楽しんでいるのだから、我ながら度し難い(笑)
 ベルエアゴンが届いたときに、モノクロフィルムの、「Lady Grey」が同梱されてきた。これを使ってみたが、最初にフィルムの帯封のテープを外すのがうまくいかずにビリビリになった。この辺からして、フジやコダックとは違う。試写のつもりで1本撮影してみたけど、さて結果はどうなることやら。
 
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 最近、ニューマミヤ6を持って自転車で田園風景の中を走るのが楽しい。散歩3割、写真7割の気分で出かけるのだが、出かけた時に光線状態や、その時期特有の農作物や農作業の状態が、風景に与える影響が大きい。
 今回は、河川敷の牧草ロールを収穫する風景を撮り損ねた。今日はT-MAX400をEI200で撮影したけど、これをどのように現像しようか思案中である。ビタミンCとメトール、炭酸ソーダを使った現像液は、どうも今回の絵柄には向いていないような気がする。

 T-MAX400のデータシートを眺めていたら久しぶりに、超微粒子現像液のマイクロドールタイプで現像したくなった。ただ、初めて処理する組み合わせなので、現像時間に確信が持てない。だからと言って、この先もT-MAX400を使い続けるつもりはないので、まじめにデータを取るのも面倒くさい。失敗しても、近所なのでまた撮りに行けるし。20度10分で処理してみようか。

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 正直なところ、写真関係のいろんなことに飽き飽きしていた。新規で使いたいと思う機材もないし、心惹かれる被写体も見つからないでいた。おまけに、フィルムや印画紙等の感材は、高騰する一方だし。

 以前から、ほんの少しだけ、僕が住む地域の風景を撮ってみたいと思っていた。でも、風光明媚な場所に住んでいるわけではないので、何を撮っていいのか分からないし、あるのかないのか分からない撮影対象をひたすら探すために彷徨うのは億劫過ぎる。カントリーエレベーターのある風景は、以前から惹かれるものがあったが、カントリーエレベーターだけを撮影しても仕方がないなあと思っていた。周囲とのマッチングが必要なのだ。

 都市に住んでいたら都市の風景を、古都に住んでいたら古都の風情を、水際に住んでいたら水の風景を撮るのだろうけど、残念ながら、僕の周囲にはそのどれでもない風景が広がっているだけだ。集落や小規模都市が点在して、その間には農業地帯が広がっている。風情のある町並みが残っている集落や都市ではないので、それは撮影対象とはしづらい。それなら農業地帯を撮ってみようと思った。その方向で、数枚でも作品が作れればそれで満足だ。

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