2012年12月アーカイブ

静物

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 昨日に引き続き、今日もユリを撮る。時間帯によって、窓から差し込む日の光線状態が違うので、それが楽しい。

静物

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折に触れて静物写真を撮っている。ユリの花があったので、プーケットで買い求めたスズの一輪挿しと、庭で唯一収穫したプッチニー(カボチャ)を撮影してみた。

 使用レンズは、フジノンW150mm、普段は絞り込んで使うことが多いのだけど、F8近辺で撮影してみた。

 どうもフレーミングがうまくいかない。ファインダー像と実写像がずれて写るのだ。その原因を解明しようと思う。僕が間違ってファインダーを覗きこんでいる可能性もあるので、正位置を確認するのが肝要だ。どのようにずれているのかと言うと、意図した構図で撮影すると、下部が過剰に写り込む。どのくらいずれているのか見てみたいと思う。

 まずは、裏ブタを外して、フィルム位置に薬包紙を張る。紙は、像を見るだけなので薄い紙なら何でもいいのだ。

 

20121227a.jpg 次に、シャッターをバルブで固定する。ベルエアはレリーズ穴がないので、テープでシャッターレバーを固定して強制的にシャッターを開く。そしてピントを合わせる。大判カメラ用の冠布を被ってカメラ周りを暗くして投影像を確認する。


20121227b.jpg やはり予想通り、ファインダー像よりも下部が多く写り過ぎている。でもこれって、ずれているというよりは、蛇腹を縮めた状態でフレーミングしたとおりに写るといった方がいいのかもしれない。蛇腹を伸ばすと前枠がファインダー視野に入り込んでくるのが原因だと思われる。

 この辺りには、留意して試写を続けてみよう。

 

 作業している時、90ミリレンズの前玉を爪でガリッと傷つけてしまった。写りには影響ないレベルだと思うけど、ちょこっとショック。でも、90mmはガラス玉を注文してあるので、まあよしとしよう。



フレーミングが難しい

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20121226.jpg 先日、名古屋へ行った時にベルエアで撮影したフィルムを現像してみた。
 
 意外にも露出やピントは満足のいくレベルなのかもしれない。しかし、フレーミングが難しい。ちゃんとフレーミングしたつもりなのに、上部が切れてしまうのだ。ファインダーを覗くときに見る目の位置が悪いのだろうか。この点については、自分で最適な位置を探してみないといけないな。
 
 ネガに露光される面積だけど、他の6×6フォーマットのカメラよりも小さめだ。ろくな写真が撮れていないのでプリントする気がおきないのだが、もう少し試写を重ねていけば、実用可能なレベルになりそうだ。(多分ね。)
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 この日はカヤック&写真仲間の「カヤック阿呆が今日も行く」のてっさんと名古屋の丸栄で開催されている恒例の中古カメラ市へ出かけた。てっさんは、神戸からこちらへお越しなので、昼ごろの電車で待ち合わせた。午前中、自宅で洗濯物を干していると、意図せず宅配便が届いた。差出人を見るとロモグラフィーになっている。先日、シャッター不良で交換を依頼していた「Belair-X 6-12」が送られてきたのだ。実は中古カメラ市では、このカメラに装着するフィルターやフードを探す予定だったため、タイミングが良かった。実物を持って行けるならそれに越したことはない。そんなわけで、この日は90mmを装着し6×6フォーマットで撮ることにする。
 
 駅に向かい列車内でてっさんと合流する。名古屋駅からスナップしながら、栄までの道のりを歩く。街はサンタのコスプレをしている人もいてすっかりクリスマスムードだ。実はてっさんも「Belair-X 6-12」を使っておられるのだ。写真の話をしながら栄まで向かうが、意外に早く到着した。「矢場とん」で食事をするつもりだったが、あまりにも混雑していていたので断念し、王将で遅めの昼食を取る。
 
 そして丸栄の中古カメラ市が行われている催事場へ向かう。各店舗のブースの格安品が並べられているワゴンを中心に見て行き、口径40.5mmの100円のフィルターを3枚とラバーフードを購入した。全部で400円。フィルターは汚れているが、帰宅して清掃すれば実用上問題ないレベルになりそうだ。
 
 販売されている品で、タチハラ製のホースマンのロールフィルムホルダーが使用可能なバックの部品が売られていた。これがあればホースマンの6×12ホルダーが使えるのだなと思った。購入はしなかったけど、こういう選択肢もあるということを覚えておこう。
 
 店を出て、「Belair-X 6-12」(以降ベルエア)に、テープでフィルターを装着し試写してみる。なかなかいい感じだ。手持ちで6×12フォーマットで撮影出来るなんてかなり稀有な存在だと思う。ベルエアは、カヤックに乗っている時にも使う予定なので、かなり活躍してくれそうだ。もう少し試写を重ねてみようと思う。
 
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 神戸市博物館でオランダのマウリッツハイス美術館展が開催されている。目玉は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」だ。この絵画が来日するのは、2度目かな。
 まさか日本で見る機会に恵まれるとは思わなかった。
 
 チケットを購入するのと、「真珠の耳飾りの少女」が架けられている部屋には、列が出来ていたけど、これくらいの混雑であれば、我慢しなくてはならない。平日に休暇を取って出掛けたのは正解だった。この絵画以外にも、同時代のオランダのレンブラントやルーベンスの絵画も展示されていた。
 
 実は、この日、M6TTLを鞄に入れて、午前中は京都で、絵画鑑賞後は神戸の旧居留地をスナップした。カメラを提げて街を歩くのはいいものだ。Belairの交換品、早く届いて欲しい。そうしないと、来週、カヤックで水郷へ行くときに持って行けないことになってしまう。

20121210.jpg 僕が、いつも聴いているポッドキャストの「さばラジオ」で、写真の話題があった。この射導送水という人は、しゃべりの才能に関してはかなりのものだと思う。

 

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 今回も、Belair-X 6-12 の話題です。
 
 前日、フィルム1本を試写して気になることがあった。すごい露出オーバーになっているコマが1コマあるのだ。うっかり多重露出してしまったということはないはずだ。それなら、違う画像が重なって写っているはずだから。
 
 それで、本日もフィルムを1本試写してみる。やはり、同じように1コマ、すごい露出オーバーのコマがある。どうも怪しいと思い、裏ブタを外して、シャッターの開閉常態を調べてみた。2、30回に1回くらいの頻度で、バルブシャッターになってしまう事象が散見された。どうも原因はこれのようだ。しばらく検証していたら、シャッターレバーを押し下げてもシャッターが動かなくなった。内部で機械的なトラブルが発生していると思われる。まだ買ってから2日目なので、自分で分解するのは憚りを感じる。
 
 そんなわけで、早速、ロモグラフィーにメールで連絡する。日曜日なのに2時間くらいでメールの回答が届く。これは、驚くべき対応の早さだ。初期不良で交換するとの回答を得た。
 
 まあ、これは、やむを得ないな。交換してくれることだし、この件についてロモグラフィーに対して悪い印象は全くない。むしろ、回答の早さは好印象さえ感じる。問題は、交換品がいつ届くのかということだな。
 
 そんなわけで、Belair の交換品が届くまではしばらくこのカメラで遊ぶことは出来ないのだけど、発見したことがあるので、それを書き記しておこう。レンズにはフィルター装着するためのネジが切られていないので、通常のネジ込み式フィルターの装着は出来ない。カメラ関係の道具箱を見てみたら、46mm口径のYA2フィルターとY2フィルターがあったので、それをレンズ前面に合わせてみたらピッタリのサイズだ。これをどうやって固定するのかということだが、最悪、手で支えるか、もしくはテープで貼り付けて固定すればいい。でも、フィルターをラバーフードに取り付けてみて、それを逆向きでレンズに被せたらどうだろう、というアイデアを思いつき、ラバーフードを注文した。これは、近日中に試してみる。
 
 購入前は、絞りがF8、F16と書かれていたので、絞りを中間にセットすればF11も選択できるのではないかと思ったが、それをやってしまうとAEが正確に動かないような気がする。レンズ内部を見ると、F8、F16を識別するピンはあるのだが、F11はないのだ。二者択一は機構上、作るのが簡単なのだが、三つ目を選択する機構は難しいのだろう。出来ないことはないが、コストがかかるのだ。
 
 それから、フレーミングには慣れが必要かもしれない。ファインダーを覗き込んで、前枠で隠れている部分までフィルムには写っているような気がする。これは、何かで検証しておかないとまずいことになる。
 
 プリントはまだしていないので、レンズの描写力は不明だ。早く交換品が届かないかなと楽しみにしている。

 

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 今日の午前中、宅配便でロモグラフィーの「Belair-X 6-12」が届いた。早速箱を開けて見てみると、外装は金属や羊革を使用しているし、フォールディングカメラということもあり、見た目は悪くない。というか、むしろ好印象だ。自作のストラップを付けてみた。大きい割にはとても軽い。レンズや内部はプラスチッキーな感じで、まさにトイカメラという感じだ。

 早速、6×12で撮影してみる。今日は天気は大荒れで、風がすごく強い。おまけに、風はとても冷たい。フィルターを使うには苦労する。レンズにフィルターを装着するための溝が切ってないので、レンズの前にかざすようにフィルターを持って撮影することになる。そこで注意しなくてはならないのは、このカメラは外部測光なので、露出についても考慮しなくてならない。ISO感度設定ダイヤルで、露出補正してやる必要がある。レリーズは、カメラのフロントスタンダード(前板)の右側にあるレバーを押し下げることで行うのだけど、これがブレるんじゃないかという不安要因がある。

 撮影後、早速、ネガ現像してみる。予想していたとおり、歪曲が目立つので、障子等の格子状のものを撮るときは要注意だ。歪みを楽しんで撮るっていうのもありだとは思う。僕は、それはやらないけど。当然のごとく巡光で普通に撮影する分には露出は問題なさそうだ。でも、フィルター使用時の露出に関しては今後の課題だな。そもそも、フィルターを使用して撮影することは考慮されていないと思われる。だって、トイカメラだから。

 このカメラの強みは、安いので惜しみなく使えること。マルチフォーマットであること。軽くてコンパクトなので、大き目のポケットに入ってしまうくらいのカメラであるということだ。これならカヤックの上でも使えるかな。今月の終わりに、近江八幡の葦原をこのカメラで撮ってみようと思っている。それまでにもう少し練習をしておこう。

20121202.jpg 前日の夜、澄み切った東の夜空に満月が浮かんでいるのが見えた。天文台のウェブサイトで調べたら米原での月の入りの時刻は8時30分頃になっている。もしかして、良い位置に月が浮かんでくれるのではないかと思い、さらに詳しく調べてみたが、どうも狙った位置よりもかなり北にしか動かないようだ。しかし、空気が澄んでいるので、遠景がくっきりとした写真が撮れるのを期待して、夜明け前に自宅を出て琵琶湖へ向かった。

 ここ数日、冷え込んだせいか、周囲の山の上には雪が積もっている。この場所で岬と沖島を組み合わせて、4枚ほど撮影する。月を見ると、やはり予想通り北西の方角に浮かんでいる。尾上まで行けば、月と水没林を組み合わせた写真が撮れるのではないかと思い、北上し、尾上に到着したが、月は葛篭尾崎の上あたりに位置している。月を撮るのは諦めた。

 

 時刻を見るとまだ8時30分。このまま帰宅するには早すぎる時間だ。もう一仕事出来そうだ。どこへ行き、何を撮ろうか考えた結果、先週、父親から鶏足寺で紅葉を撮影した話を聞いたので、行ってみることにする。白黒フィルムなので、紅葉を撮るには向いていないと思うし、紅葉のベストシーズンは既に終わってしまっている。でもまあ、どんなところか見てみたいと思ったのだ。




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 駐車場に到着したが、早い時刻のためか、まだ人はまばらだ。石道寺の観音堂を通り過ぎ、奥へ向かう。この石道寺の観音像は興味があるのだが、いつかまた見ることにしよう。

 京都の完全に整備された有名な紅葉の観光地とは違う良さがこの鶏足寺にはある。

 今年は期を逃してしまったが、紅葉の最盛期に、またいつの年にか来よう。写真を撮るためだけではなく、紅葉を見るために。

 

 デジタル一眼レフで撮影している人も多い。僕もカメラを取り出して、何か撮影したくなった。まだ落葉してない枝を見つけて、テレコンゴー500mmにイエローフィルターを装着し、撮影してみる。あまり期待してないが、フィルターを使うことで、黄色い葉がどれだけトーンセパレーションを得られるのか興味深いところだ。こういう場所で撮影していると、人に話しかけられるのが常だ。今回も、「いつの時代のカメラか」等といういつもの質問を受けたりする。まあ、慣れているけど。

 

 撮影後、集落の方向へ向かって歩くことにする。イノシシが猛烈なスピードで歩く前を駆け抜けて行き、驚いた。集落内には土蔵があったり現役で粉を挽いている水車小屋があったりと、里山感が漂っている。集落を一周して、駐車場まで戻るルートのハイキングコースのような山道に、熊に注意するよう旨の看板が立てかけてあるのを見かける。この時は僕一人だし、周囲には誰もいないし、熊避けの鈴も持ってこなかったし、急に心細くなってきた。一人で叫びながら歩くわけにもいかないし。

 そんな道を10分ほど歩き、先ほどの鶏足寺へ到着した。この日はブローニーを1本撮ることが出来なかった。撮影途中のフィルムは、まだロールフィルムホルダーの中だ。

 

 

 

 

 

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