ローライコードⅣ

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 数年前からずっと気になっていたローライコードⅣを入手した。マミヤCは重いので、気軽に持ち出す事は出来ない。それなら、正反対の出来るだけシンプルで軽い二眼レフを使いたいと思ったわけだ。中判カメラは、他にニューマミヤ6があるが、これもそこそこ重い。沈胴するので、嵩張る事はないのだが、やっぱり重い。中判カメラは重いものだという認識があった。でも、ローライコードⅣを持った時の軽さには驚いた。持ち運ぶのに負担はまったくない。
 
 他にも理由がある。実はこのところ、写真活動が低迷していて、冷蔵庫のフィルムが減らない状態である。もう少し写真を撮るようにしたい。一眼レフやレンジファインダー、ビューカメラは、今までたくさん写真を撮ったので、操作に新鮮味がない。言い換えれば、安定して使えるので撮るべき対象が決まったら安心してそれらを使えばいいのだが、操作に飽きている。マミヤCは二眼レフとは言え、手持ちで使う気にはなれない。むしろ、中判一眼レフに近いような使い心地だ。そんなわけで、今まであまり使ったことがない手持ち撮影可能な二眼レフを買ったわけである。
 
 このローライコードⅣは、1953年から1954年の製造で、今から60年ほど前のカメラだ。当時はサラリーマンの初任給の10ヶ月くらいかな。かなり高価なカメラだ。作りがいいなあと思う。必要な機能はあるし、不要な機能はない。こういうカメラがいいんだよな。巻上げとシャッターチャージは別なんだけど、そんなのは大判カメラは常にそうなので、不便とは思わない。2重写し防止機能は備えているので、うっかり巻き上げ忘れて2重露光ということもない。これはありがたい。
 
 この時代の二眼レフのスクリーンは単なるスリガラスなので暗くて像が見難いが、マミヤのフォーカシングスクリーンに換装してあるため、明るくよく見える。でもこれって、フォーカシングスクリーンが汚れたらどうすればいいのだろう、。無水アルコールで拭くとやばそうな気がするけど。分解して水洗いかな。
 
 フィルターは、B30とかBay1と呼ばれているバヨネットに装着する。大阪と京都の中古カメラ屋を回って探してきた。こういうモノクロ用の色フィルターって、人気がないのか安く買える。
 
 あとは、フードが必要だな。まだテスト撮影の段階なので、本格運用ではない。でも、意外に今が楽しかったりするのだ。
 
 


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コメント(9)

ローライコードⅣは自分にとっての初めての二眼レフでした。かなりボロボロでしたが‥。
Ⅳ型はピント合わせとフィルム巻き上げが同じ側にあるので使いやすかったのが印象に残っています。
新しいカメラを手にするのって楽しいですよね!

ローライ(フランケ&ハイデッケ)を創設したのは、フォクトレンダーをスピンアウトした29歳の二人の若者だそうです。私はこの話が好きです。
それと同時に、恥ずかしい思いと、少しのやる気が起きます。

shuさん。今までにあまり使ったことがない形式のカメラだと、違う写真が撮れそうな気がします。

Isonoさん。恥ずかしい思いというのは、何かIsonoさんと重なる部分がおありなのでしょうか。
29歳で会社を立ち上げたのですか。

もっと後です。ヘナチョコ会社を立ち上げたのは。
ローライフレックス・スタンダード(ファーストモデル)の完成度を見ると、
彼らの志との違いに愕然とします。

色々揃えるのが楽しいんですよね。
揃っちゃうと、後は撮るだけになるから、面白くなくなっちゃう。
フードも買わない方がいいんでない?(笑)

フード届いたので、これで全て揃ってしまいました。まさに後は撮るだけです。二眼レフは、交換レンズもないので、すぐに揃っちゃいますね。お金がかからないからいいのだけど。

 最近、というより夏に入ってから、二眼レフ大活躍です。暑い中、あれこれもっていくのもだるいし、かつ嵩張らなく軽いので。

 ローライのライバル会社、フォクトレンダーのスパーブが安く出ていたので、さて引き伸ばし関係を買い揃えるのが先か、それともスパーブを買ってしまうかと悩んでいたら売れてしまいました・・。

 引き伸ばしレンズ、意外と105mmの中古は出物が少ないですね。とりあえず50mmが安めなので、フジノンかニッコールの最新タイプを抑えようかと思っていたら、ミノルタのロッコール80mmなるものを見つけてしまいました。ミノルタファンゆえに悩んでいます。

スパーブは人気があるのかな。
50mmは35mm(のネガ)しか伸ばせないので、80mmがあるといいですね。6×6までいけますから。
そういう僕も、最初に50mm、次に80mm、63mm、150mm、105mmの順番で買いました。50mmは、玉数豊富ですし、買うのに苦労しなくていいですね。引き伸ばしレンズも、こだわる人もいますからね。ロッコール、価格的にはどんなものでしょうか。6×6用に買っておいてもいいかもしれないですね。105mmは、またの機会ということでも。

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このページは、うたろうが2012年8月20日 21:41に書いたブログ記事です。

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