テストプリント(ミントール現像液その4)

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 夕方、勤務を終えて一目散に帰宅して暗室へ入った。ウィークデイに暗室作業をするなんて、かなり久しぶり。ミントール現像液のネガが気になって仕方がない(笑)
 薬液を湯銭にして液温調整をすいる間、電気ヒーターの電源を入れ、祖母が入れてくれたコーヒーを飲みながら着替える。昨日、乾燥するために吊るしておいたネガをカットし、ネガシートに納めてからバットを並べて、引き伸ばし機にレンズをセットして、ネガキャリアにネガをセットする。そうしている間に、現像液、定着液が適温になるので、バットに注ぎ込む。

 ネガキャリアにネガをセットする時に気が付いたのだが、乳剤部分が通常の現像液で現像したネガと比べると、白っぽい。これが、染色の効果なのだろうか?昨日のエントリーのコメントで、

「ネガの色は同じです。」

と、書いてしまったけど、やっぱり少しだけ違います(笑)
この白い色って、ほんとうにメントールの染色なの???


さてさて、


今回のネガは、エッジ効果強めの処方で現像したネガ。


メトール       0.1g
アスコルビン酸   0.4g
炭酸ソーダ(1水塩) 10g
ミンティア      10粒
総量を1Lとする。

アクロス(EI50)   20度15分 

最初の30秒連続攪拌。1分につき4回の攪拌。


 昨日の段階では、気が付かなかったけど、いろいろなカットを12枚ほどキャビネでプリントしてみたが、やはりこの処方はブローニーでは、エッジ効果が強過ぎる。こんな画像は、初めて経験した。被写体にもよるのだが、例えば、細かい四角形が並ぶ屋根の部分では、エッジ効果が強すぎて眼が痛くなりそうだ。電線なんて、線にならずに、折れ線みたいにカクカクしてしまっている。現像のエッジ効果って、ここまで出来るのかと、大きな発見であった。しかし、これは、ブローニーでは使えないな。4×5ならいけるかな。

 階調描写については、申し分ないような気がする。プリントは2号のみのストレートで行ったが、感度は出ているのに白とびもしない。雪のトーンもちゃんと出ている。

 次のテストは、4×5でしてみよう。

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このページは、うたろうが2012年1月10日 22:29に書いたブログ記事です。

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