先週、テスト撮影したネガをプリントしてみた。
メトール 0.15g
アスコルビン酸 0.6g
炭酸ソーダ(1水塩) 15g
ミンティア 15粒
総量を1.5Lとする。
アクロス(EI50) 1枚目 24度10分30秒 2枚目 23度 13分
最初の30秒連続攪拌。1分につき4回の攪拌。
やはり、2枚目の現像時間が適切である。しかし、もう少しコントラストが欲しいので、やはりメトールを0.2g、アスコルビン酸を1.0gに増量した方が良さそうだ。現像時間は24度11分30秒を目安にやってみよう。
テストネガは、曇り空を撮影してみたが、現像ムラが発生した。やはり、コントラスのない広いものを撮影するとムラが目立だって仕方がない。これは、どんな現像液でどんな方法で行っても、ムラは避けられないのかもしれない。例えば、グレーカードを撮影して現像すると35mmでも現像ムラlが発生することがある。そもそも、通常の撮影状況では、コントラストがまったくないものを撮影するなんてことはないので、ムラは発生しない。もしくは目立つことはない。攪拌方法も、ムラ低減のために30秒につき2回の攪拌に変更しよう。
夕方、勤務を終えて一目散に帰宅して暗室へ入った。ウィークデイに暗室作業をするなんて、かなり久しぶり。ミントール現像液のネガが気になって仕方がない(笑)
薬液を湯銭にして液温調整をすいる間、電気ヒーターの電源を入れ、祖母が入れてくれたコーヒーを飲みながら着替える。昨日、乾燥するために吊るしておいたネガをカットし、ネガシートに納めてからバットを並べて、引き伸ばし機にレンズをセットして、ネガキャリアにネガをセットする。そうしている間に、現像液、定着液が適温になるので、バットに注ぎ込む。
ネガキャリアにネガをセットする時に気が付いたのだが、乳剤部分が通常の現像液で現像したネガと比べると、白っぽい。これが、染色の効果なのだろうか?昨日のエントリーのコメントで、
「ネガの色は同じです。」
と、書いてしまったけど、やっぱり少しだけ違います(笑)
この白い色って、ほんとうにメントールの染色なの???
さてさて、
今回のネガは、エッジ効果強めの処方で現像したネガ。
メトール 0.1g
アスコルビン酸 0.4g
炭酸ソーダ(1水塩) 10g
ミンティア 10粒
総量を1Lとする。
アクロス(EI50) 20度15分
最初の30秒連続攪拌。1分につき4回の攪拌。
昨日の段階では、気が付かなかったけど、いろいろなカットを12枚ほどキャビネでプリントしてみたが、やはりこの処方はブローニーでは、エッジ効果が強過ぎる。こんな画像は、初めて経験した。被写体にもよるのだが、例えば、細かい四角形が並ぶ屋根の部分では、エッジ効果が強すぎて眼が痛くなりそうだ。電線なんて、線にならずに、折れ線みたいにカクカクしてしまっている。現像のエッジ効果って、ここまで出来るのかと、大きな発見であった。しかし、これは、ブローニーでは使えないな。4×5ならいけるかな。
階調描写については、申し分ないような気がする。プリントは2号のみのストレートで行ったが、感度は出ているのに白とびもしない。雪のトーンもちゃんと出ている。
次のテストは、4×5でしてみよう。
今日もグレーカードを撮影して、ミントール現像液のデータ作成を行った。
メトール 0.2g
アスコルビン酸 0.8g
炭酸ソーダ(1水塩) 5g
ミンティア 10粒
総量を1Lとする。
アクロス(EI50) 20度12分
最初の30秒連続攪拌。1分につき4回の攪拌。
ネガを見る限りでは、概ね良好な結果が得られた。
シャドー部の諧調も、-5EVまではなんとか記録されている。
T-MAX100(EI50)は、この処方で次回は10分30秒で現像してみたいと思っている。
次に、4×5用に、エッジ効果の高い処方の試験を行った。
メトール 0.1g
アスコルビン酸 0.4g
炭酸ソーダ(1水塩) 10g
ミンティア 10粒
総量を1Lとする。
アクロス(EI50) 20度15分
T-MAX100(EI50) 20度13分
最初の30秒連続攪拌。1分につき4回の攪拌。
こちらもシャドー部の諧調も、-5EVまではなんとか記録されているがアクロスのベースが、先ほどの処方よりも濃くなっている。
次回はテスト撮影したものを、実際にプリントしてみて、現像時間を微調整したいと思っている。
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