2009年10月アーカイブ

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タチハラフィルスタンド45Ⅱ
ニッコールM300mm
トヨ6×9ロールフィルムホルダー
フィルター不使用
アクロス(EI50)
シュテックラー氏二浴式現像液
ニューハイパムフィクサー

LPL V7454
ELニッコール105mm
フォルテ プリウオームトーンプラス
パピトール
シルバーグレイン クリアフィックス

 バライタをプリントするのは、かなり辛い。何が辛いかっていうと、水洗に手間がかかる事である。最近は、長期保存目的で必ずと言っていいほど調色するので、水洗は2回しなくてはならない。ブリーチをすると3回も水洗することになる。

 僕は印画紙水洗器を持っていないので、バットに水を溜め、手でゆらゆらと攪拌して、全置換するという手法で水洗していた。これを3回、つまり30分もするのはあまりにも辛い。

 そこで考えた。バライタでプリントする時、定着液は出来るだけ新鮮なものを使用する。そうすることで水洗効率を上げるのだ。言い換えると、水洗が容易に出来るようになる。そして、バットに印画紙を沈めて手で攪拌する方法はやめる。その代わりに、バットに印画紙を置き、ある程度の高さからシャワーの水を落とすのだ。バットに水が溜まると、印画紙は浮き上がる。浮き上がった印画紙の上をシャワーの水が流れるので、滞留することなく水洗が可能である。これなら、放置しておいても良い。とは言いつつ、心配なので5分経過後に全置換する。

 この方法でうまくいくかどうか検証してみた。定着後、1分の仮水洗後、水洗促進浴5分、その後、前述した方法で10分間水洗する。もし、ちゃんと水洗出来ていないのであれば、調色時にステインが発生するはずである。
 結果は、大丈夫であった。問題なく調色出来ていた。水洗がちゃんと出来ているということだ。

 僕の住んでいる地域の水道料金は1000リットルで90円である。これは、口径13ミリの水道契約の場合、蛇口を全開にして1時間水を出しっぱなしにした状態である。10分の水洗時間だと、ほぼ15円の水道料金ということになるが、実際には蛇口を全開にはしないので、10円以下ということになり、ケチるほどの水道料金ではない。頻繁にバライタを使うわけでもないので、環境的にも問題はないと思われる。

 今後はこの方法で楽をしよう。

写真の本

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 ブックオフオンラインで本を買う予定があり、まとめ買いした方が送料が安くなるため、おもしろそうな本がないかと検索していたら、「すぐ分かる作家別写真のみかた」という本を発見した。今年の春先に第3刷が発行されたもので、かなりきれいな状態なのに150円って、安すぎる。

 写真関係の本でも、こういった美術史的な本って、人気がないんだろうなって思う。写真関係の書籍と言えば、カメラ関係の本がほとんどなんだろう。今でも本屋に行けば、その手の本は並んでいるけど、さすがにもう食傷気味である。今回買ったこの本は、まだ少し読んだだけなんだけど、知らない写真家もたくさん紹介されているので、興味深い。写真の黎明期には、イギリスの陶磁器のウェッジウッドも写真術の開発に当たっていたということが書かれてあった。当時はフランスとイギリスで写真技術の開発競争があったそうだが、結局のところネガポジ法を開発したイギリス方式が、後々に普及することになった。現在でもイギリスに感材メーカーがあるというのは、その流れなのかもしれない。

 そのほかにも、「耳を切り取った男」も同時に買った。ゴッホとゴーギャンの関係を知るのも楽しみだ。

 読書の秋、食欲の秋、芸術の秋とは、よく言ったものだと思う。秋は、すぐに過ぎてしまうので、いろいろやりたい事があっても、やり切れずに、冬を迎えてしまうというのが、毎年のパターンだ。

乾燥中

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 エクスチェンジのプリント、完成しつつあります。何とか間に合いそうです。今回は、タチハラにロールフィルムホルダーを装着して、6×9で撮影しました。

 僕は、過去のエクスチェンジは、全て参加してますが、全てRCでした。今回初めてバライタです。貴重なフォルテのバライタが5枚だけ残っていて、貴重故に、なかなか使えなかったけど、今回使ってしまいました。5枚のうち1枚は試し焼き、3枚は送付、1枚は自分用。計画通りにプリント出来ました。もちろん、RCで、たくさんワークプリントを作った後の事です。

 

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 秋は、雲がとてもいい。昨日、今日と、二日連続で琵琶湖の夕景を撮影に出かけた。夕景と言っても、夕陽ではない。落日してから、暗くなるまでのわずかな時間が撮影のチャンスなのだ。

 あいにく、フィルムホルダーに装填した4×5がなかったので、6×9のロールフィルムホルダーを使い、ひたすらブローニーで撮影した。風が強く、空気が澄み渡っている。風のおかげで、雲が流れるので、刻々と空の表情が変わっていくので、2日間でブローニーを4本、つまり24枚、撮影した。

 ただ、風が強かったので、ブレていないかすごく心配だ。


 それはそうと。。。

 エクスチェンジの写真、どうしようか。。

山村の神社

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 金曜日に、スイフトが納車されたので、市美術展の出品作品を搬入後に、試運転を兼ねて撮影に出かけた。岐阜の山奥の山村にある神社で、随分前から幾度となく訪れている。以前購入したドンケも押入れから引っ張り出して、初めて使ってみた。撮影対象が決まっているのなら、ドンケF-2でも大判一式を持ち運ぶことが可能だ。

 車中でコーヒーを飲んでいたせいか、どうにもこうにもトイレに行きたくなってしまい困った。タチ〇○〇しようかと思ったが、この神社の神様は、許してくれそうにないような気がしたので我慢した。この神社は、古くっておどろおどろしいのだ。

 エクスチェンジの作品、どうしようかなあ。。。みんな決まっているのかな。

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