イメージサークル

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 大判写真を、始めた頃、アオリ過ぎてイメージサークルから はみ出してしまう事を経験した。アオリがないカメラだと、イメージサークル内のフィルムの位置は固定されているため、そもそも、こういった問題は起こらない。それゆえ、イメージサークルの事なんて、考えもしていなかった。

 4×5インチは、mm表示にすると、概ね、101.6mm×127mm である。
これを、三平方の定理に当てはめて計算すると、4×5の対角線は概ね162mmとなる。
 つまり、162mmよりもイメージサークルが大きくないとケラレた画像になるのである。

 現在、使用している大判用レンズのイメージサークルを調べてみた。

いずれも、F22の場合 数値はイメージサークルの直径


フジノンW105mm  174mm

 あまり余裕はないけど、そもそもレンズボードがフラットなので、蛇腹が縮まった状態なので、あまりアオレないから、問題はない。
 

フジノンW150mm  223mm

 撮影していて、たまにイメージサークルが小さいなあと思うことがある。


ニッコールW 210mm 295mm

 これくらいになると、さすがにイメージサークルに余裕があるため、非常に使いやすい。このレンズ、重いけど、大好きなレンズである。


ニッコールM300mm  325mm

 これも、イメージサークルは余裕がある。8×10でも、カバーしてしまう。でも、コンパクトタイプなので、蛇腹をかなり伸ばして撮影する事が多い。


テレコンゴー500mm  160mm

 かなりカツカツなイメージサークルである。しかし、イメージサークルは絞れば大きくなる。これだけの望遠だとかなり絞り込むので、なぜかアオリ量に不満を感じることはない。元々、アオリが必要な被写体にはこのレンズは、使わないのかもしれない。


 アオリで画像がケラレているかどうかは、ピントグラスの切り欠きの四隅を眺めればそれで済むことなので、これはマメにチェックしようと思う。たまに忘れることあるけど。

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このページは、うたろうが2008年10月20日 22:57に書いたブログ記事です。

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