2008年10月アーカイブ

スポッティング

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 シートフィルムを現像すると、乳剤が抜け落ちた極小のスポットが現れる。これは、ロールフィルムでは、ほとんど経験したことがない。そのままプリントすると、印画紙には黒いスポットとして現れる。

 スポットが現れる原因としては、現像液中で気泡が付着しているか、フィルムにホコリが付着して、その部分だけ未露光になったか、乳剤に欠陥があるか、といった事であろう。

 気泡の取り除きや、ホコリ対策については、今後も努力を継続するとしても、それでも絶対と言っていいほど、この種のスポットは発生してしまうことは確かだと思われる。そんなわけで、スポットが発生した時の対処法が要となる。

 実は、今までは、この問題については、あまりにも厄介なので、目をつぶっていた。しかし、どうにもこうにも自分の気持ちの中で割り切れないものがあり、対処法を考えてみた。以前にも、フィルムのベース面に鉛筆でレタッチを施したりしたが、どうもうまくいかず、すぐに断念してしまった。

 そこで、次の手法である。シートフィルムをレタッチをすることで、スポットを消すのは、かなり困難な作業であるため、まずは第一段階として、そのスポットを埋めてしまい、印画紙上に、白いスポットが出現させるようにして、その後、印画紙にスポッティングすれば良い。

 で、シートフィルムをレタッチするのに、どの素材を使うかということになるのだが、極小の粘土みたいなものがあると最適である。スポットの部分に一時的に、それを貼り付けて、プリント作業すれば良いからだ。しかし、粘土を極小サイズにしてしまうと、すぐに乾燥してしまい粘度がなくなってしまい、フィルムには付着しないのである。

 次善の策として、絵の具を針の先に付着させ、それをスポットの部分に置くという手法を思いついた。まだ実践していないけど、これならうまくいきそうだ。うまく白抜きのスポットを作る事が出来たら、習字用の墨と絵の具とアラビアゴムを混ぜて、色調を合わせてスポッティングするだけである。

 しかし、何で苦労してるんだろ。ロールフィルムを使えば、こんな事は考えなくってもいいのに。

イメージサークル

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 大判写真を、始めた頃、アオリ過ぎてイメージサークルから はみ出してしまう事を経験した。アオリがないカメラだと、イメージサークル内のフィルムの位置は固定されているため、そもそも、こういった問題は起こらない。それゆえ、イメージサークルの事なんて、考えもしていなかった。

 4×5インチは、mm表示にすると、概ね、101.6mm×127mm である。
これを、三平方の定理に当てはめて計算すると、4×5の対角線は概ね162mmとなる。
 つまり、162mmよりもイメージサークルが大きくないとケラレた画像になるのである。

 現在、使用している大判用レンズのイメージサークルを調べてみた。

いずれも、F22の場合 数値はイメージサークルの直径


フジノンW105mm  174mm

 あまり余裕はないけど、そもそもレンズボードがフラットなので、蛇腹が縮まった状態なので、あまりアオレないから、問題はない。
 

フジノンW150mm  223mm

 撮影していて、たまにイメージサークルが小さいなあと思うことがある。


ニッコールW 210mm 295mm

 これくらいになると、さすがにイメージサークルに余裕があるため、非常に使いやすい。このレンズ、重いけど、大好きなレンズである。


ニッコールM300mm  325mm

 これも、イメージサークルは余裕がある。8×10でも、カバーしてしまう。でも、コンパクトタイプなので、蛇腹をかなり伸ばして撮影する事が多い。


テレコンゴー500mm  160mm

 かなりカツカツなイメージサークルである。しかし、イメージサークルは絞れば大きくなる。これだけの望遠だとかなり絞り込むので、なぜかアオリ量に不満を感じることはない。元々、アオリが必要な被写体にはこのレンズは、使わないのかもしれない。


 アオリで画像がケラレているかどうかは、ピントグラスの切り欠きの四隅を眺めればそれで済むことなので、これはマメにチェックしようと思う。たまに忘れることあるけど。

白いノブ

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20081019b.jpg

 

「白いノブ」
タチハラハンディビュー4521 with トヨロールフィルムフォルダー(6×9)
フジノンW150mm アクロス(EI50) シュテックラー氏二浴式現像液
アグファMCP312 パピトール 硫化セレン調色
撮影地 明治村

あ~。もうっ。

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20081018-thumb.jpg

 

 今日、長浜へ行く用事があって、出かける前にフィルムを装填しようと思って、開けたら、撮影途中のフィルムが入っていました。おそらく、先月、京都で撮影した写真だと思われます。よく確認してから、開ければ良かった。

 でも、フィルムが入っていたことに気が付かなかったということは、手ごたえのある写真は撮れていないということなので、まあ、よしとしよう。

Maide Cafe in Osaka

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 先日、友人と大阪の新世界でスマートボールをやった後、串カツを食べて、その後、天王寺から大阪駅まで、ひたすら歩いた。

 日本橋(東京で言えば秋葉原か。)を歩いている時、友人が、メイド喫茶に行きたいと言い出したので、仕方がないなあ、僕はそういうところには、興味ないんだけどねえ。と言いつつも、行くことになった。

 表に、「Maide Cafe」と書いてあったが、僕は、そこが大阪だったし、酔っていたので、「まいどカフェ」かと思ってしまった。閑話休題。

 さてさて、僕は、初めての体験だったので、他の店はどうなのかは分からないけど、意外に、普通の喫茶店だった。普通の喫茶店と違う点は、みなさん、ご存知だと思うが、入店時に、「おかえりなさいませ。」退店時に、「行ってらっしゃいませ。」って言うのことで、まあ、これはメイド喫茶としては、デフォルトであろう。っていうか、僕は、メイド喫茶のイメージはそれしかない。

 僕と友人はカフェオレ(480円)を頼んだのだが、運んでくれたメイドさんが、「お砂糖はどうしますか?」と尋ねるので、友人は、砂糖は入れないので断ったが、僕は、せっかくなので、「1杯入れてください。」と頼んだ。頼むと、一杯入れてくれて、スプーンで混ぜ混ぜしてくれるのだ。それが、嬉しいのかと言われると、困るが、何もサービスを受けない友人よりは、少しは楽しいはずだ。

 サービスは、以上である。他にはない。(僕が知らないだけかも。)

 他に、変わった事と言えば、常連らしい客が何人かいて、買ったばかりの、モデルガンの包みを開けて、それをいじくっている人がいた。家まで待てなかったのだろうか。

 そのメイドカフェの横は、町工場みたいなところで、作業服を着たおじさんが、忙しそうに荷物を運搬していた。隣なのに、まったく違う世界が展開されているところがすごい。都会はおもしろい。

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