2008年9月アーカイブ

 山崎光学研究所から、無事にシャッターの修理を終えて、返ってきた。最近、発見したんだけど、僕の最新型のタチハラだと、写真のようなセッティングが出来るのである。ライズのガイドレールからフロントスタンダードを外し、前に出すことが出来るのだ。つまり、前に突き出した分だけ最短撮影距離が短くなるのである。標準セッティングだと最短撮影距離が10mくらいのテレコンゴー500mmも、このセッティングだと、最短撮影距離が4m弱になるのだ。
 この差は大きい。でも、かなり不安定だ。うっかりすると、知らないあいだにティルトがかかっていたりするかもしれない。

 他のメーカーの大判カメラは分からないんだけど、このカメラには詳細な説明書等というものは、新品で購入しても添付されて来ない。分かってる人だけ使ってねという感じなんだろう。まあ、どのメーカーの大判カメラでも、見れば分かるような操作系統にはなっているんだけど。


 それはそうと、「第5回グループプリントエクスチェンジ」、どんな写真にしようか困っている。今回は、これだっていう決め手になる写真がないのだ。うーん、困ったなあ。みんなはもう決まっているのかな。

 それと並行して市の美術展に出す写真をそろそろ全紙で仕上げないといけない頃だ。こちらも写真がない。困ったなあ。

シンクロターミナル

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20080911.jpg

「C」はカメラ 「M」は露出計 「F」はフラッシュ

 今日の話題は、上の図を見れば一目瞭然だと思う。黄色い花のテーブルフォトを撮るという図である。
 
 僕は、セコニックの「L-508」という露出計を使っているが、これってすごく便利。最近は、この露出計以外のものは使っていない。ちょっと大きいけど、利便性を考慮したら仕方がない。

 L-508のフラッシュメーター機能には、コード接続して使用する方法と、コードレスで使用する方法と、両方可能だ。被写体が離れている位置にある場合は、コードの長さが足りないので、コードレス方式を使わざるを得ないと思うが、近距離の場合は、やっぱりコードを使用した方が精度が上がるのではないだろうか?
 だって、そうじゃなかったら、コード接続のモードを、機能として有しているはずがないと思う。そんなわけで、コード接続で測光している。この手の写真をフラッシュを用いて撮影する場合、カメラののホットシューに付けてそのまま被写体に向けて照射するという方式では撮影しない。壁や天井等にバウンスさせ、拡散させた光で撮影するのだ。将来的には、アンブレラの使用も考慮に入れている。真っ白な雨傘があるので、それを流用するのだ。

 使っているフラッシュは、実は結構ショボい。パナソニックのGN28のものである。記念写真ではポピュラーなものになるのかな。しかし、僕が撮影場所に使っているのは、玄関のかなり狭いスペースなので、これでも充分なのだ。EI200で撮影すると、バウンス撮影してもF11で撮影が可能だ。だから、プレストではなく、アクロスを使用した方が本当はいいのかも。

 ここからが本題で、今は、シンクロコードが一本しかなく、測光の時はフラッシュと露出計を接続し、撮影の時は、フラッシュとカメラに接続し直している。これって、面倒くさい(^_^;)
 面倒くさいだけならまだいいのだが、測光後、カメラに接続するのを忘れて、そのまま撮影してしまったり、うっかりカカメラに触って、位置がずれてしまったりと、頻繁に接続を繰り返すのは失敗の元だったりするのだ。

 そこで、なんかいいものないかなって思っていたら、ユーエヌが、マルチフラッシュターミナルという製品を出している。多分、これを、図の赤い部分で使ってやればいいんだな。カメラ一台でフラッシュを複数台、発光させるターミナルは何種類かあるんだけど、カメラ2台、フラッシュ1灯という組み合わせで操作するターミナルは、あまりない。マイナーな操作なんだろうな。

still life

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20080904.jpg

 

 フラッシュを使って、静物写真を撮ってみた。こういう時にフラッシュメーター機能がある露出計があると重宝する。GN28のパナソニックのフラッシュだけど、フラッシュを手で持ち、天井や壁面バウンス等いろんな角度から照射して、撮影した。どんな仕上がりになっているのか楽しみだ。こういう時に、一眼レフのデジカメがあれば便利なんだろうなあ。光の回り具合をすぐに確認出来るから。

 今までは、部屋の蛍光灯や自然光で、かなりの低速シャッターで撮影していた。しかも、そういった柔らか過ぎる光だと、コントラストの低い写真になるので、現像時間を延長する必要があった。今回はどんな仕上がりになっているのかな。

 初めての試みなので失敗しているかも。。。

 あれ!?
 そう言えば、確か、フラッシュ撮影の場合、主要被写体の露出決定に関しては、絞りで調整しなきゃならなかったような気がする。同調速度が自在に変えられるレンズシャッターといえども、定常光のような露出調整はしてはいけないんじゃないのかな。

 結果がどうなってるか、不安になってきた(^_^;)
 まあ、いいや。だめなら撮りなおしが出来るから、それでいいや。


 テレコンゴー500mmのシャッターが修理中だけど、山崎光学さんから連絡があった。コパルの工場に送って検査しているので、もうちょっと待って欲しいとのことだった。修理の途中経過を報告してくれるなんて対応がいいなあ。
 量販店を通して、大手の修理会社にニューマミヤ6の修理見積もりを出したときは、何の音沙汰もなく見積もりだけで一ヶ月もかかったのに。

ユージン・スミス

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 平安神宮の近くの京都国立近代美術展で催されている「ユージン・スミス展」を見に行ってきた。戦争や水俣病等、人間にとって不幸な出来事が撮影対象となっているためか、黒っぽいプリントばかりだった。

 会場入り口に、A Walk To Paradise Gardenが本人のサイン入りのものが掛かっていた。暗雲の時代を抜け出し、明るい未来に、歩き出す様子が表現されているのか、もしくは不幸な出来事で亡くなった人々が天国へ向かう様子を表現しているのか、僕には分からないけど、この写真は彼にとってのカタルシスであったのだろうと思う。(撮影年は彼の活動期の最後の方というわけではないけど)
 日曜日であったせいか、会場内は、とてもたくさんの人がいた。こういう写真展を見る機会がもっと多くあればいいのになあと思った。


 この日は、撮影目的ではなかったので、カメラはT2とプレストを2本しかなかった。それでも、近代美術館のすぐ南側の琵琶湖疏水から流れ出す白川沿いの道を少しだけ歩いたけど、なかなか良い感じだった。街中なのに、子供達が魚釣りをしている。麦藁帽子をかぶった老人と和菓子職人が道端で会話をしている。京都らしい風情のある建物も何件かある。そこだけで、フィルムを1本使ってしまった。

詳しい地図で見る

 この日は、数日続いた雨が止んだ日でもあり、とても空がきれいだった。こんな日は一年を通してもそう多くはないだろう。夕暮れ時に、鴨川を散歩したが、早くも冬鳥のカモが飛来していた。冬が近づいているのが分かる。 

 京都というとやはり神社仏閣に目が行くけど、僕は「人々の生活の場である京都」を撮っていきたいと思っている。 

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