2007年7月アーカイブ

ウマタックでのこと

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 グアムに旅行した際、レンタカーで南部をドライブした。免税店等の買い物には興味がないし、高価過ぎるオプショナルツアーにも、行く気がなかった。海外にいるからと行って、興味の矛先は変わるわけもなく、ただ海辺の小さな集落を、たんたんと散策しながら、南部を走りたいと思った。

 ウマタックは、それらの集落の一つあった。数十件の民家と教会、そして、おそらく世界中のどこの小集落にも存在するような雑貨や食料品を扱っている小規模な店がある。ウマタック湾は、16世紀にマゼランが到着した場所であるということや、スペイン統治時代の遺跡のソレダット砦が村から見えるが、僕にはそれらの事は、あまり興味がないことだった。僕が、したい事は、ただ単にこの村を散策して歩きたかった。それだけだ。

 日中は陽射しが強いせいか、人がまったくと言っていいほど歩いていない。もちろん観光客なんて、誰一人いない。集落の海沿いの道を、歩いていると、子供たちが家の中から出てきて、マンゴーはいらないかと尋ねてきた。その家の、庭に入ると、マンゴーが鈴なり生った大きな木があった。

 僕は、外国ではフルーツを買って食べることが多いので、かなり興味惹かれた。グアムのガイドブックでは、島内のスーパーで売っているフルーツはグアム産ではないので、南国と言いつつも、グアムでフルーツにありつく事は、期待しない方が良い。ローカルの民家では果樹栽培をしていたりするけど、旅行者が、それにありつくのは、運が良くなければだめであろうと書かれていた。

 庭先のテーブル上には、マンゴーが大量に積まれていて、ぎっしり詰まった一袋を4ドルでどうかと言われたが、グアムに滞在するのはその翌日までなので、そんなには食べきれない。形と大きさの適当なものを選び、マンゴーの他にスターフルーツも一つ希望し、2ドルで買った。ホテルの冷蔵庫で冷たく冷やしてから食べたけど、それはとても甘く、南国の味がした。

 その村を出て、運転中に車内から見た景色の中に、バナナの木が密集している場所もあったし、マンゴーが、落下して道にたくさん落ちているようなところもあった。グアムの南部に住む人たちにとっては、マンゴーなんて、食べ飽きてしまっていて、好き好んでは食べないのかもしれない。

 この子らからしてみれば、マンゴーなんて捨てるようなもので、それで、こずかい稼ぎしたんだよなあ。商魂たくましいなあ。日本の子供が、こういうふうにこずかいを稼ぐなんて事はないよねえ。

 

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