2007年4月アーカイブ

久しぶりの暗室

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20070420.jpg


2004年11月  メルボルンのトラムの車窓から
Canon EOS Kiss3   TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di  PRESTO400 (EI200)


 今年もやっと暗室開きの季節になった。まだ本格的に再開出来るほどの時間はないけど、ボチボチ始めようかと思う。今日は、随分前に撮影した写真だけど、掘り出してプリントしてみた。
 ストレートプリントでは、車窓の景色が完全に白とびしていたので、焼きこんでトーンを描出してみた。

 今回は、セレニウム調色に挑戦してみた。使用したのがRCだったためか、色調の変化はあまり実感出来なかった。しかし、その方がスポッティングでは苦労しなくてもすむであろう。

 調色が成功するということは、定着、水洗の工程が完全に行われていることの証拠となり、これこそがアーカイバル処理と言えるのである。(今回はRCだけど。)

 プリントする度に、いつも思う。きれいなトーンが出せただろうか?ホコリや傷はないだろうか?シャープネスはどうだろうか?構図に破綻はないだろうか?少しでも心に入ってくるものがあるだろうか?

 全てを満たす写真を作り出すことは、まず出来ない。でも、常にそれを目指していこう。


大判カメラ

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 大判カメラの使い方が、僕なりに安定してきたような気がする。風景写真を撮る場合、アオリという機能は、とても便利なものだ。絞り開放でも、ティルトを使うと、撮影対象にもよるけど、かなり広い範囲でピントを合わせることが出来てしまう。フロント部でティルトを行うと、レンズの向く方向が変わるので、当然、フレーミングのやり直しをしなくてはならないので、今のところ、バックティルトでピント合わせをしている。しかし、バックティルトは被写体の形状を変化させてしまうので、どうしてもそれが気になるときは、フロントティルトを使用しなくてはならない。アオリでも、横方向のティルトに相当するスウィングは、あまり出番がなさそうである。

 地面に対して垂直なもの(木とか建造物とか)を撮影する時には、アオリ機構のないカメラでまっすぐに撮影するのは、至難の技だ。しかし、ライズというアオリを使い、フィルム面の垂直を保つと、ちゃんとまっすぐに撮影できる。これも便利である。

 4×5以上の多くのビューカメラに言えることであるが、使用できるフォーマットが多いことも利点の一つである。車で移動するときは、6×7と6×9のロールフィルムホルダーを携帯し、その使用頻度はかなり高い。6×7のロールフィルムホルダーは知識不足のため、ホースマンのものを買ってしまったので、これはトヨのものに買い換えようと思っている。タチハラでホースマンのロールフィルムホルダーは使えないことはないけど、ピントグラスに傷が付かないようにするのに、かなり気を使うのだ。非常に使い辛いし、神経を使うのだ。言っておくけど、ホースマンのロールフィルムホルダーがだめだというわけではなく、タチハラには合わないということだ。中古で、適当なものを見つけて買おうと思っている。

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