2004年11月 メルボルンのトラムの車窓から
Canon EOS Kiss3 TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di PRESTO400 (EI200)
今年もやっと暗室開きの季節になった。まだ本格的に再開出来るほどの時間はないけど、ボチボチ始めようかと思う。今日は、随分前に撮影した写真だけど、掘り出してプリントしてみた。
ストレートプリントでは、車窓の景色が完全に白とびしていたので、焼きこんでトーンを描出してみた。
今回は、セレニウム調色に挑戦してみた。使用したのがRCだったためか、色調の変化はあまり実感出来なかった。しかし、その方がスポッティングでは苦労しなくてもすむであろう。
調色が成功するということは、定着、水洗の工程が完全に行われていることの証拠となり、これこそがアーカイバル処理と言えるのである。(今回はRCだけど。)
プリントする度に、いつも思う。きれいなトーンが出せただろうか?ホコリや傷はないだろうか?シャープネスはどうだろうか?構図に破綻はないだろうか?少しでも心に入ってくるものがあるだろうか?
全てを満たす写真を作り出すことは、まず出来ない。でも、常にそれを目指していこう。
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