周囲の山が、昨日辺りから白くなり始めた。平地に雪が舞い降りてくるのも、そろそろかもしれない。大王崎で撮影したプルーフを20枚ほど5×7でプリントした。気になるものを1時間半ほどで、ジャンジャンプリントしてみた。どんなふうに撮れているかを確認したかっただけなので、クオリティも何もあったものではない。RCは、やはり捨てるためにプリントするようなものである。
使用した印画紙は、今や高級印画紙となったアグファである。以前は、安いけど何の不満もない良い印画紙という印象で使っていたが、今となっては、超高級印画紙になってしまった。倍以上の価格になってしまったので、手持ちの印画紙がなくなったら、もう使うことはないだろう。次回からは、オリエンタルが僕の標準印画紙になる。
中野の日東商事で、程度の良い中古のEL-ニッコール105mmが見つかったので、無事に購入することが出来た。オークションを、眺めていたのだけど、意外に高い値が付いてしまっているので、入札することはなかった。必ずしも、オークションが安いとは限らないのである。6×6ネガから5×7印画紙にプリントするとき、いつも使っている80mmだと、レンズとイーゼルが接近し過ぎて、大変作業がし辛かった。今までずっと我慢していたけど、105mmを買って良かった。
この季節、部屋を暖めるのに、ファンヒーターを使うけど、灯油を燃やすので、水蒸気が発生する。引き伸ばしレンズを手で持つと、温まるせいか結露しやすくなる。これって、レンズに対してよくないんだろうなあって思う。エアコンは、ちょっと離れた位置にしかないので、そこから暗室に空気を送り込むとなると、暖房効率が悪くなるから困る。
5×7で20枚プリントしても、使えそうなのは3~5枚くらいである。それを次回は、8×10でプリントしてみようと思う。そうなると、結局、5×7でプリントした20枚は、近い将来ゴミ箱行きになるのだ。それを思うと、RC印画紙は、コストが決め手になるのは、やむを得ない。
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