土日は、三重県の大王崎へ行ってきました。ここへ行くのは3回目です。青空をバックに白い雲、白亜の灯台というベタな風景を、大判で撮ろうとしたのですが、当日は風がビュービュー吹いてるし、天候は曇りで、一応、撮影はしたものの、当初の想定とは異なるものでした。しかし、この大王崎は、灯台のある風景のみが良いのではありません。
石工の町でもあるため、あちこちに石畳の道や階段があるし、海辺の潮風にさらされた建物も風情があるし、漁港周辺も散策していて興味が尽きません。
さてさて、大王崎の町を散策した時のスタイルですが、三脚にタチハラを付けたまま、三脚を縦にして肩に立てかけるように歩きました。しかし、路地の細かい箇所を撮影するのに、タチハラでは対処出来ない場合が多いので、50mmを付けたニューマミヤ6をたすき掛けにして、ウエストバッグには、レリーズやルーペ等の小物を入れ、大判用の交換レンズやフィルムホルダーは、リュックサックに入れて背負うという出で立ちでした。かなりの重装備ですけど、このスタイルでかなりの距離を歩くことが可能です。
天候が優れなかったせいか、観光客はほとんどいないし、絵描きの町と呼ばれるこの町ですが、絵を描いている人は一人もいませんでした。
宿泊した宿は、大王崎ではなく相差(おうさつ)の民宿でした。ここは海女さんの民宿が多く、伊勢海老やアワビ等の料理が味わえます。僕が泊まった宿には、貸切露天風呂があったので入ってみたのですが、お湯があまりにも生ぬるく風はビュービュー吹いているので寒くて我慢できなくなり、暑いシャワーでも浴びようと思ったら水しか出ず、かなり寒い思いをして、また浴衣を着て、急いで室内の風呂に入りました。
翌日は、相差を散策し、帰りに津の阿漕ヶ浦を散策しました。ここでは、灯台をバックに浜辺のユリカモメを撮っていたのですが、振り向いた時に肩がロールフィルムフォルダーに触れてしまい、一瞬パコッと
カメラからロールフィルムホルダーが外れ、感光させてしまいました。これは、ついてないです。どれくらいの被害が出たのか、現像してみないと分からないですけどね。
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